地域医療の明日をみつめる 厚生連高岡病院ホームページにようこそ。

厚生連高岡病院

〒933-8555 富山県高岡市永楽町5番10号
TEL(0766)21-3930(代) FAX(0766)24-9509
文字サイズ変更
文字サイズを小さく
文字サイズを大きく
厚生連高岡病院トップページヘ
厚生連高岡病院のアクセス情報へ
Loading

診療科・部門 診療科・部門ごとのご紹介

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科(頭頸部外科)
わたくしたちは頭頸部がん(口やのどのがん)、甲状腺がんの治療や鼻・副鼻腔疾患の専門医療機関として努力いたします。

耳鼻咽喉科では、こんな治療がうけられます 

 

・鼻の内視鏡手術でナビゲーションシステムを全例に使用しています。 順調に多くの患者さんに安全な手術を提供させていただいております。navigation
鼻の副鼻腔手術(蓄膿症やアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎の手術)は、眼球や脳が近くにあって時に危険性が生じることがあります。当科では2016年2月からメドトロニク社製フュージョンシステムが本格稼働し、複数洞を開ける手術では全例に使用して安全性の向上に努めています。これは自動車のナビのように、どこを手術しているかモニター上に示す機械で、安全性が格段に向上します。消耗品の維持費も高価ですが、当科では安全性を最も重視して全例に使用しています。

 

 

 

 

 

・安心全安を追及して -最新型神経モニター装置の使用-
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域では耳下腺腫瘍や甲状腺腫瘍のように顔面神経(顔の表情をつくる働き)や反回神経(喉の声帯を動かす)が腫瘍の切除の際に危険にさらされることがあります。そのような場合に神経の状態を確認する最新型モニター装置を常時使用しています。(NIMリスポンス3.0)。これまでも手術では神経を安全に保存してきましたが、より一層安全な手術をうけていただくことができます。
患者様の安全性を考えて病院が費用を負担して、バセドウ病でも使用しています。

 

・アービタックス®(セツキシマブ)など抗がん剤を臓器温存目的で頭頸部がんで安全に継続して使用しています また進行再発例では、がん免疫治療薬オプジーボも使用して治療しています。
頭頸部がん領域では、初めての分子標的治療薬であるアービタックス®の使用が2012年12月に認可されました。このお薬は上皮成長因子受容体(EGFR)を標的にして、それに結合して細胞が増殖する仕組みが働かなくする作用があります。従来の抗がん剤に比して副作用が軽く、高齢の患者さんや再発症例でも比較的安全に使用することが可能です。当科では現在、積極的に多くの患者さんに使用しています。また進行がんでは臓器温存(喉をなるべく切除しないように)を目的として、抗がん剤と放射線治療を組み合させて積極的に治療しています。
また免疫系を活性化して進行がんを治療する、オプジーボも進行した頭頚部がんで治療可能となります。高価なお薬で免疫が活性化することによる副作用もありますが、適応のある症例には腫瘍内科と協力して積極的に使用いたします。

 

・顔面麻痺の起こらない耳下腺腫瘍手術(唾液腺腫瘍のスライドへ)
当科で過去6年間の手術例では78%で術後翌日からまったく顔面神経麻痺をおこしませんでした。また軽い麻痺がおこっても、全例でほぼ完全に回復していました。このように当科では難しいと言われる耳下腺腫瘍の手術を安全にうけていただくことができます。

 

・取り扱う疾患と科の特色
当科の最大の特徴は、耳鼻咽喉科の病気全般について積極的に取り組んでいることです。高度な治療技術が要求される難聴や悪性腫瘍(頭頸部がん)について、充分な知識と経験を持った医師が責任を持って診療にあたっています。また当院では十分な治療ができないときは、高次医療機関を紹介いたします。
基本的に手術が最適な治療である場合はまずそれをお勧めしますが、最近では保存的な薬物治療など他の治療をうまく組み合わせて最善の結果がでるように努力いたしております。最近の手術実績は以下のとおりです。

  2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
全身麻酔手術 219 221 200 189 145
局所麻酔手術 11 25 25 18 23
230 246 225 207 168
    分野別手術数
耳科疾患 23 16 31 12 8
鼻・副鼻腔疾患 66 63 41 44 29
口腔咽頭疾患 28 29 24 24 23
喉頭疾患 24 28 25 29 24
頸部良性疾患 41 45 39 53 49
頭頸部悪性腫瘍 48 65 63 45 35
230 246 223 207 168
    主要術式別手術数
副鼻腔内視鏡手術 64 59 37 42 26
扁桃摘出術 26 27 23 22 23
喉頭微細手術 24 27 25 29 24
耳下腺腫瘍摘出術 9 7 8 11 15
頭頸部悪性腫瘍手術
(うち甲状腺)
35(18) 65(35) 63(48) 45(35) 34(22)
遊離組織移植を伴う術式 2 2 3 1 1

 

 ・耳の疾患
慢性中耳炎
当科では耳の手術は簡単な鼓膜形成術のみ行います。複雑な真珠腫性中耳炎は近隣の大学病院や、専門医療機関に紹介いたします。

 

・突発性難聴
通常、片方の耳が突然聞こえにくくなる病気です。原因については血行障害説やウイルス説などありますが、はっきりとわからない場合が多いとされています。当科では標準的なステロイド治療をおこなっています。高気圧酸素療法は今年度中に新規装置で再稼働予定です。

 

・顔面神経麻痺
顔面神経は耳の骨の中を通るので耳鼻科の病気と関連が多く、以前から耳鼻科で多く治療されています。ガイドラインにそって標準的な治療を行います。

 

・鼻の疾患
慢性副鼻腔ではまず薬物治療による保存的治療を優先して、どうしても治らない場合に手術をおすすめしています。全身麻酔での、副鼻腔内視鏡手術はまったく痛みがなく快適に手術を受けていただけます。両側の手術でも1時間余りで入院期間は4泊5日ほどです。
アレルギー性鼻炎ではガイドラインに沿った標準的な薬物治療を中心におこなっております。スギ花粉症やハウスダストによるアレルギー性鼻炎では経口減感作療法(口に目薬のように滴下して体をならす)が可能です。スギ花粉症はシーズン中は治療開始できないのでシーズン2-3か月前に受診をお願いします。

 

・咽頭の疾患
疲れるとすぐに扁桃(俗に扁桃腺)が腫れて、高い熱の出る場合扁桃を手術でとると、高い発熱なくなり快適な生活をおくれるようになります。また最近ではIg A腎症など腎臓の病気を改善する効果があることも知られています。

 

・喉頭の疾患
当科では声帯ポリープは、まず保存的な治療や発声指導(言語聴覚士による)をうけていただいで改善のない場合に手術を考慮します。最近では外来での入院しない内視鏡下ポリープ切除術も積極的におこなっています。

 

・頸部良性疾患
当科では頸部にできる良性腫瘍や嚢胞は傷がめだたぬように形成外科的な技術を利用して、将来的に傷跡がほとんど目立たないように配慮して手術しております。

 

・頭頸部がんと甲状腺がん(頭頸部患者さん2019)
のどや口の周辺(頭蓋底から鎖骨のあいだ)にできるがんを頭頸部がんといいます。当科ではこの領域に経験の深い西村医師が中心となって治療にあたっています。
最近では放射線や抗がん剤をくみあわせた治療が主流ですが根治手術も状況に応じて積極的に行っています。

当科では治療開始時から、治療に伴う苦痛を取り除く緩和ケアも同時に開始しています。エビデンスにもとづいた安心、確実ながん医療を提供いたします。また経過がおもわしくなく再発した場合でも、外来での抗がん剤治療や緩和医療を最期まで提供しつづけます。

最近では甲状腺がん、腫瘍の症例も増加して(2014-2016年で135例)、神経や副甲状腺機能温存に注意を払って手術しています。また金沢大学核医学診療科や高岡市民病院甲状腺・核医学科と緊密に連携して治療をおこなっています。(最近の甲状腺腫瘍2019)

 

医師紹介

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

西村 俊郎(にしむら としろう)
副院長
診療部長

●専門分野●
頭頸部がん診療
化学療法
再建手術
緩和ケア

●資格●
医学博士
日本耳鼻咽喉科学会専門医
日本気管食道科学会専門医
がん治療認定医
頭頸部がん専門医
TeamSTEPPS®マスタートレーナー
1986年金沢大卒、1992年金沢大助手、
1995年米国ジョージタウン大学留学、
1997年金沢大講師、
2006年から厚生連高岡病院に勤務
2018年から副院長(医療安全担当)兼務

 

hirai-dr

 

平井 信行(ひらい のぶゆき)
医長

●専門分野●
耳鼻咽喉科全般
耳下腺腫瘍
副甲状腺腫瘍

●資格●
医学博士
日本耳鼻咽喉科学会専門医

 

nanbu-dr

南部 亮太(なんぶ りょうた)
医長

●専門分野●
耳鼻咽喉科全般
中耳内耳疾患
鼻副鼻腔疾患

●資格●
日本耳鼻咽喉科学会専門医

 

施設認定

日本耳鼻咽喉科学会認定研修施設
日本気管食道科学会認定研修施設