近年、高齢化の影響と、2019年よりダビンチによるロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術を導入したため前立腺がんの症例数が増加しています。前立腺針生検で確定診断をおこない、患者さんの年齢やがんの進行度に応じて治療方針(ダビンチによる手術・放射線治療・ホルモン療法など)を決定します。若年かつ高悪性度のがんではロボット支援手術を積極的におこなっています。手術ではがんの根治と排尿機能の温存、適応のある症例では性機能温存を目指し、開腹手術の時代に比較して良好な成績をあげています。