研修医・専攻医募集のお知らせ Gautam Deshpande先生による臨床教育レクチャー

臨床研修

このたびは、貴重な講義をしていただき、誠にありがとうございました。
講義の前半では、症例発表に先立ち「20個の質問で先生が思い浮かべた人物を当てる」というゲームを通して、診察における鑑別の立て方を教えていただきました。同じ質問であっても、十分に絞り込めていない段階で行うと**low yield(=waste)**なものになってしまうというお話が非常に印象的でした。

後半では、年単位で続く頭痛と腹部全体(特に右優位)の疼痛を訴え、身体所見や検査所見に乏しかった患者さんが、最終的に椎骨動脈解離(VAD)でありくも膜下出血(SAH)に進展して亡くなられたという衝撃的な症例を伺いました。講義の冒頭で先生がおっしゃっていた「VAD is not rare, but missed a lot」という言葉を忘れず、今後同様の症例に出会った際には、頭部MRIだけでなく頸部MRAまで必ず確認することを心がけたいと思います。

本日は本当にありがとうございました。

ゴータム先生レクチャー
ゴータム先生レクチャー