2025年8月2日、コロンビア大学緩和ケア科の中川俊一先生にレクチャーをしていただきました。今回のレクチャーを通じて、緩和ケアの重要性や、その実践方法について深く学ぶことができました。
まず、緩和ケアの根本的な目的が「患者とその家族のQOLを向上させること」であることを再確認しました。病気の進行を止めることだけがゴールではなく、患者さんが残りの時間をどれだけその人らしいものにできるかを考えることが大切だと感じました。
緩和ケアの3つの柱「症状のコントロール、コミュニケーション、トラジッション」について教えていただきました。特に「コミュニケーション」に関しては、医師が苦手とする部分であることを改めて感じました。実際、複数の科が関与する中で情報が錯綜し、医療者の理解と患者の理解が一致しないことがしばしば問題になるという点についても、非常に考えさせられました。
さらに、緩和ケアにおける3ステージプロトコルー病状の説明、治療ゴールの設定、治療オプションの相談についても教えていただきました。特に「治療ゴールの設定」の重要性については心に残りました。患者さんやご家族に対していきなり心臓マッサージや延命治療の選択を求めることがナンセンスであり、まずは何を一番心配しているのか、どんな人生を望んでいるのかを理解することが、ゴール設定において非常に大切であるという点は、今後の医療実践において必ず活かしていきたいと思いました。
さらに、Withdrawに関する家族への説明方法やその後の対応について具体的なアドバイスをいただきました。医療者がWithdrawについてしっかりと理解し、患者さんや家族とオープンに話し合いながら実施することの必要性をとても感じることができました。
今日学んだ内容を基に、患者さんやご家族に寄り添った医療を提供できるよう精進していきたいです。中川先生、とても素敵なレクチャーを本当にありがとうございました。
