研修医・専攻医募集のお知らせ 寺澤秀一先生による臨床教育レクチャー

臨床研修

2025年7月11日に福井大学特命教授の寺澤秀一先生にお越しいただき、症例検討会を行いました。

研修医が症例を2例提示しました。 1症例目は発熱と頚部痛を主訴に自力で救急外来を受診し、ウイルス性髄膜炎と診断された30代女性の症例でした。急性経過の発熱+頚部痛では、クラウンデンス症候群や石灰沈着性頚長筋腱炎といった結晶誘発性関節炎も鑑別に挙がるというお話が印象に残りました。2症例目は一過性の右下肢の感覚鈍麻と脱力感を自覚し救急外来を受診し、造影CTでStanford B型の急性大動脈解離と診断された症例でした。神経症状が主症状の大動脈解離は疼痛を訴える頻度が低いことや、大動脈解離を少しでも疑ったら能動的に胸背部痛を問診しに行くことの重要性を教えていただきました。
寺澤先生、今回も非常に学びの多いレクチャーをありがとうございました。

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