臨床研修
実際の患者さんを想定したレクチャーで、鑑別疾患を考え、次にその鑑別診断を想定した問診をして、検査項目を考えて、といった実臨床の一連の流れに沿ったものでした。そのため、実際に外来にこんな患者さんが来たらどうしよう…と想像を膨らませながら、主体的に取り組みことが出来ました。
テーマは「関節痛」で、よくある主訴ですが研修医としては、とっかかりが難しく、苦手意識のあるものでした。関節痛といっても鑑別疾患が多いことに驚きました。数ある鑑別疾患のなかから、「SLE、RA、乾癬性関節炎、バルボウイルス」の4つの疾患にfocusを当てて、グループ毎に問診項目や検査項目の議論をしました。グループディスカッション型だったため、学生から専攻医の先生方までと視点が違う意見を聞くことができて有意義なものとなりました。議論の結果を踏まえて様々な知識を教えていただきましたが、何より臨床のtipsがとても興味深かったです。最後に、X線画像を交えながら解説いただき、さらに理解が深まりました。
膠原病は全身症状があったり、いろいろな抗体・検査があったりと苦手意識がありましたが、今回のレクチャーで臨床のtipsをたくさん教えていただいたので、次に患者さんを診るときに「こんなことを問診してみよう、こんな診察をしてみよう」と明日からの臨床が楽しみになりました。学ばせていただいたことをしっかり復習して、生かしていきたいです。
貴重なレクチャーをありがとうございました。