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厚生連高岡病院

〒933-8555 富山県高岡市永楽町5番10号
TEL(0766)21-3930(代) FAX(0766)24-9509
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がん診療についてのご案内

臨床研究と治験の情報

がんの「臨床試験」について

 

がんに対する新薬や、新しい治療法・診断法が開発されると、実際にそれらの薬や方法が、これまでの診療方法に比べて、本当に意味のあるものであるかどうかを調べなければいけません。このような目的のために行われる、研究をかねた診療を「臨床試験」と呼びます。(そのなかでも、まだ保険診療として認められていない薬の臨床試験は 「治験」と呼ばれます。)がん治療は臨床試験なしには進歩しません。当院などのがん診療連携拠点病院は、積極的に臨床試験に取り組む事が必要とされていま す。診療にあたる医師からみれば、患者さんに臨床試験として診療を受けていただく事は、今後のがん治療を進歩させていく上でたいへん意味のある事です。
では、患者さんから見て、臨床試験に参加する意味は何でしょうか?一言でいうなら、「最新の治療を受けられる」ということになります。
主要ながんでは、患者さんの状態に応じて、現時点で最も適切と考えられる治療方針が存在します。これを「標準治療」と呼びます。一般の診療機関では、この 「標準治療」の方針に沿って診療にあたる事になります。しかしながら、多くの場合、この「標準治療」の治療成績は、決して満足できるものではありません。 現時点での治療成績を向上させるためには、新たな治療方法の開発が必要ですが、もし期待出来る「最新治療」が開発されたとしても、それは「標準治療」と直接比較されてより優れている事が証明されない限り、「新たな標準治療」にはなりません。有望な治療であっても、実際に臨床試験で直接比較してみると、まっ たく有効性に差がなかったり、時には明らかに標準治療より劣っている場合もあります。そのため、「最新治療」をうけていただくときは、原則として「臨床試験」として治療をする必要があります。現在の「標準治療」も、これまでの「臨床試験」の結果の積み重ねによって、「標準治療」として確立されたのです。
「臨床試験」を行うにあたって、もっとも重要な事は、患者さんが十分説明をお受けになり、その上で、患者さんご自身の意思で、参加を決定いただくことです。説明と同意(インフォームド・コンセント)のない臨床試験は、「人体実験」になってしまいます。これは倫理的に許されるものではありません。「臨床試験」の実施にあたっては、このような倫理的配慮も含め、試験の目的、方法等が詳細に記載された実施計画書(プロトコール)が作成され、その内容が各施設の 臨床試験審査委員会や倫理委員会で審査されます。審査によって承認されて、はじめて「臨床試験」が実施可能となります。
当院では、過去、現在にわたり、多数のがん臨床試験を実施し、新たな標準治療の確立に貢献してきました。今後もより一層臨床試験に積極的に取り組んで参り ます。「最新治療」を受けたいとお考えの患者さんは、ぜひとも「臨床試験」にご参加いただければと思います。

 

当院におけるがんの臨床試験

臨床試験の相について