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厚生連高岡病院

〒933-8555 富山県高岡市永楽町5番10号
TEL 0766-21-3930(代) FAX 0766-24-9509
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厚生連高岡病院 卒後臨床研修医(初期研修)

卒後臨床研修医(初期研修医)の声

初期研修医 H

基幹型

私は富山県での臨床研修を考える中で、見学に行った際の雰囲気と直感だけでこの病院が一番勉強になる研修を送れるのではないかと思い研修病院を決めました。内科・外科ともに充実しており、富山県西部地区救急の拠点病院を担っているのが特徴の厚生連高岡病院ですが、この病院を選んで間違いなかったと思えるような研修医生活ができています。
まず、この病院の特色としては何と言っても充実した救急科研修です。
救急科の研修はもちろん、当直の際にも常に上級医が診療にかかわってくださるため「研修医だけで患者を診なければならない」「研修医が救急のファーストタッチを行う機会がない」のどちらにも陥ることがありません。就職して1年目からいきなり救急診療を行うのは不安でしたが、非常にバランスの取れた救急診療体制のおかげで安心して診療を行うことができています。
またナイトフロート制度の導入により夜間の救急診療を集中的に行える期間ができましたが、これによってほかの時期の研修医の負担も軽減しつつその期間の診療のクオリティも維持できているように感じています。
外部講師レクチャーでは自身が発表したり同期や先輩の発表を聞き、各地から来てくださる先生方の診療の仕方や考え方を学んだりします。日々の診療でも「この症例はぜひみんなで共有したい!」という観点を持つことでより丁寧な診療や建設的な討論を行うことができているように感じています。また、講師の先生方に教えていただいた内容は実践的ですぐに診療の場で試すこともしばしばあり、自身のレベルアップにつながっていると実感します。
ここまで研修の充実を書き連ねましたが、非常にメリハリの利いた研修生活で自分の時間をとることも十分にできています。有給休暇の消化率も非常によく、2週間程度の長期休暇の取得もできるため初めてする仕事と私生活のバランスに不安を持っている学生さんにも自信をもってお勧めできます。
その他充実した福利厚生や広い研修医室、豊富な技術研修など多数解説したい部分はありますが、研修医から直接聞いてわかる話などもあると思うのでぜひ一度自分で見学にきて頂ければと思います。

初期研修医 H・K

基幹型

私は学生の頃、地元が高岡であるということと3次救急だから重症患者が集まってくるのだろうから勉強になりそうという点からこの病院での研修を決めました。実際に研修医として働いてみると、学生の頃に想像していたより何倍もの充実した研修となっていることを実感しています。
具体的にはいわゆる市中病院は大学病院に集まる珍しい疾患というよりは一般的な疾患をみる機会が多いです。また、指導医と1対1の体制で患者さんを見ることが多いです。ですので、初期研修医で経験すべき疾患を主治医の立場として入院から退院まで管理するという経験がたくさんできます。どんなゲームやスポーツも実況動画や試合を見るだけではなく、実際にプレーしないと上達しないように、病気の管理も実際に自分が主導で検査から治療、退院までの流れを考えて管理することで初めて身につくのだと痛感しました。もちろん指導医の下で診療するので安心して患者さんに向き合うことができます。
この病院で研修して1年ほど経ちましたが、専門性に特化した珍しい疾患に詳しくなることも大切ですが、一般的な疾患をしっかり治し管理することができる力を初期研修医の期間に身に付けることの方が重要なのではないかと考えるようになりました。初期研修期間は基礎的な能力を育み医者としての基盤を築く期間だと考えるからです。しかし、大学病院のような先進医療に触れたり、指導医や学生の前で緊張しながらプレゼンしたりする経験をすることも必要です。そこで逆たすき制度を有効活用し大学病院等で勉強するとより良い研修になるのではないかと思います。
また、救急も充実しています。2020年卒の私は1年目の時は従来の当直勤務での救急対応をしていましたが、3次救急なので重症患者の初期対応をすることがしばしばありました。2021年度から当直制度からナイトフロート制度が導入され、集中的に救急対応を行う期間が設けられました。ナイトフロートの良い点は昼間はしっかり休み、夜間のみ勤務することで勤務中は脳をフル回転できることです。昼夜ずっと働くことによる体や脳の疲労を軽減するだけでなく、来院された患者さんをしっかり問診・診察し、病態をしっかりアセスメントしてよりよい医療を提供することができると思います。
新制度の導入にあたり、我々研修医の意見も取り入れながら柔軟に対応していただける当院の研修は、この先もますます質の高いものにアップデートされていくと思います。
少しでも興味を持っていただけたらぜひ見学にお越しください。お待ちしております。

初期研修医

基幹型

私は医学部5年生の冬、当院の総合診療科、救急科、形成外科で選択制臨床実習をさせていただきました。お世話になったどの診療科でも、ほぼ全ての症例に対してまず研修医が診察し、その後速やかに指導医の先生に報告できるとともに改善点を指摘して頂ける環境にあること、そして疑問点や診察中の不安要素があればいつでも相談できること、看護師さんや技師さんをはじめとした医師以外の専門職の方々とも円滑な情報共有ができる環境にあり、それぞれの職種での専門的なご指導を頂けることに大変魅力を感じ、当院での初期研修を志望しました。
実際にこの1年間は各科の教育的な先生方のもと、まず患者さんの全身状態について自力で評価し、今後の治療方針を具体的に提示するという過程を数多くの症例で経験しました。そしてその科における専門的な技術だけでなく、どの診療科でも必要となる知識や、専門医に繋ぐまでの適切な初期対応等、他科に進むからこそ研修医のうちに学んでおくべきことを重点的にご指導いただきました。common diseaseや緊急性の高い疾患がより多く集まる当院だからこそ、このような3年目以降の基礎を育む研修が可能になっていると思います。
その他当院の研修の特色として、当院の経験豊富な先生方による研修医向けのレクチャーや症例検討会が週1~2回、有名な外部講師による講義が月1回開催されており、勉強の機会には大変恵まれています。そして今年から新たな試みとしてナイトフロート制度、内科複合研修、臨床検査部での研修が加わりました。ナイトフロートでは日中の研修から外れ、夜間の当直帯(17時~翌8時)の救急外来での勤務を、交代で休みを取りながら2週間継続して行います。これまではどうしても当直翌日のパフォーマンスの低下が危惧されましたが、この制度の導入により長時間の連続勤務を回避することができます。加えてナイトフロート期間以外ではローテ科の研修に集中することができるという利点があります。内科複合研修では内科専修医と研修医でチームを組み、一つの科に属することなく教育的な症例を各内科の先生から振り分けていただき、複数の診療科の患者を同時期に担当します。臨床検査部では採血やエコー等の技術の習得の他、検査データの解釈の仕方や各種検査を依頼する際の注意点等について学ぶことができます。これらはまだまだ始まったばかりの制度のため、私たち研修医の意見を反映しながら今後さらにより良い研修となっていく予定です。さらに詳しく話を聞いてみたい方や、文章中の外部講師レクチャーに興味がある方は学生さんも多数参加されておりますので、是非一度当院へ見学・受講しに来てください。研修医一同お待ちしております。