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厚生連高岡病院

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タンポポだより

タンポポだより 第17号 発行日 2008年4月30日

第13回タンポポの会総会が3月21日(土)に行われました。総会後は、富山出身の元泌尿器科医師である参議院議員の森田 高先生をお招きして、

 

『医療制度再生への挑戦』と題して、講演をしていただきました。

現代の医療を取り巻く問題は多くあります。勤務医師の不足、麻酔科医が足りないため手術ができない人や手術を3~4ヶ月待ちしている方が多くいます。また、産科医が不足していて地方でお産ができない。そのため一ヶ所の病院に集中する。集中する病院は非常に忙しくなるので医療事故の事故率が上がってくる。安心してお産ができなくなる。少子化といわれる中で今この国で何が一番大事かと考えるとやはり問題です。
今の現状は医師、看護師も現場の人間は過重労働で、産科医におけるアンケート結果は四分の一の人がやめたいと考えている現状です。これをどうしたら解決できるか考え話し合っていきたい。現場の勤務医は30時間以上の連続勤務を普通におこなっている現状です。
医師も人間であり、過重労働をしいられると医療事故をおこしやすくなる。病院の7割に人員不足であり医療法において医師の定数が満たされていない。富山県も30数%みたされていません。医療政策のずれが生じてきているがためです。全国の救急センターでも14%の専門医が不足しているといわれているため休診のところもある。
医療崩壊の時代の今は医療制度再生に力を注ぎ社会保障制度をよくしていかなければならない。
医療において「市民が人間らしく生きること」であるためには、
安全な医療 確かな技術 納得がいく医療  安心感とくつろげる環境が必要です。
世界一高齢化の日本に8兆円の医療費のみです。これは先進国で最低水準であり、これでは医療の安全と質の保証はできない。又人的資源においても最低水準から3番目であり高齢化がすすんでいる今は特に介護用員不足が深刻となっている。安全確保事故対策においても解決していかなければならない問題がある。これらはすべて現在の行政の無駄を省き医療費に充て増額することが医療制度再生への挑戦への一歩です。これからも国会で審議していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森田高先生の国会での頑張っている様子が垣間見える講演でした。
会場より「年寄りにでも分かりやすく講演ありがとうございました。一生を医療にすがって生きていく私たちの代弁者となって国会で頑張ってください。」という声がありました。

 

越屋メデカルケアさんより在宅オスメイト相談ルート ストーマパウチごみ分別マップ 全国オスメイト対応トイレの設置場所の検索方法などの説明をしていただきました。
当院ではストーマ外来を予約制で行っています。何か心配なことがある方は、泌尿器外来へ相談下さい。