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厚生連高岡病院

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患者の会ご案内

タンポポだより

タンポポだより 第15号 発行日 2007年8月27日

長い梅雨もあけ、暑い日々が続いていますが、会員の皆様はいかがお過ごしでしょうか?7月22日に講演会が行われました。以下に講演の内容を簡単にお知らせします。

 

まずは、今年から泌尿器科に戻って来られた四柳智嗣先生より、
あれから10年 膀胱癌の治療と最近の傾向と題して
講演をしていただきました。

 

1.膀胱癌の動向  
日本の癌の人口は増え、100秒に1人が死亡している中で膀胱癌も増えている。膀胱癌の5年生存率は徐々に改善している。抗癌剤の発達にて40年前の60%から近年80%に生存率が上がってきている。膀胱癌は手術で摘出術後3~5年再発していなければ生存率が高い。

 

2.最近の治療 
内視鏡や手術、放射線療法などの治療が行われているが、現在でも浸潤性膀胱癌の治療は膀胱摘出術が標準治療である。進行癌の生存率が上がっている理由としては、従来の化学療法、新しい抗がん剤治療、癌休眠療法(低量用の抗癌剤を投与して進行をおさえる治療)などがあげられる。

最新の治療として、癌ワクチン療法というものがあり、岩手医大で世界初の臨床試験が行われている。抗癌薬、放射線など無効の患者にも有効例がある。

 

3.癌の予防  
毎日の生活において癌にならないように努力することが大切。タバコを吸わない。フルーツと野菜を摂取する。毎日の適度の運動は癌の罹患率を減少するといわれている。

適度のアルコールは良いが過度のアルコールは癌の発症率が高い。タバコや高たんぱく、高脂肪の食品、染料は膀胱癌を悪化させる。

 

4.今日の話題 
新しい手術法としては、低侵襲手術、小切開手術、腹腔鏡手術、ロボット手術(遠距離からの操作で手術を行うロボットで金沢大にもあり)などがある。

 

5.再生医療 
膀胱移植による膀胱再生という医療があり、昨年アメリカでは7人に移植再生が行われており、これから先10年の医療が期待される。

 

医療の進歩には目を見張るものがあります。今後の動向に注目ですが、まずは自分の生活を見直して、癌の予防に努めましょう。

 

 

 

続いて高岡市都市経営課の山崎健二さんより
「高岡開町400年記念事業」について1時間講演していただきました。

慶長14年(1609年)に前田利長、前田利常が高岡の町を作り、平成21年(2009年)に高岡開町400年をむかえます。市民主体の記念イベント企画事業として歴史のある高岡は国宝瑞龍寺、勝興寺、高岡城跡、加賀藩二代藩主前田利長公墓所など、全国でもまれに見る質の高い歴史的遺産が数多く残されているところです。高岡はこれらの遺産を「近世高岡の文化遺産群めぐり」として世界文化遺産の登録を目指しています。この文化遺産を多くの人に見てもらうために巡行バスを運行します。その他事業として祭り、シンポジウム、歴史巡る高岡スタンプラリーなどを企画しています。「高岡はこれから黄金の10年を迎える」ということでした。

講演終了後の意見交換では「今の高岡は寂しい。昔の高岡がなつかしい。もっと高岡のPRをしてほしい。足りない気がする。」などの意見が出ました。

 

講演会の後休憩をはさんで、座談会が行われました。  

・平野Drより「病院内にスペースが準備できれば越屋さんとウエルカムサポートさんが交代で患者に装具や医療材料を展示販売できないか検討してほしい」と提案されました。

・たんぽぽの事務局が外来から病棟に変更になりました。(規約の一部変更は3月の総会時に行う。)

・タバコと癌との因果関係はあるのかという質問に対しては、タバコのニコチンが発癌性を持っているので禁煙した方が良い。

・緑茶は発癌性と関係あるのかという質問には、膀胱癌はあまり関係ないそうです。        

・シートベルトがストーマに食い込み、圧迫して辛いという悩みに対しては、枕を入れたり、洗濯ばさみを使用したりして各人が色々と工夫しているという意見が出ました。

・高岡市の活性化を望む話題が多く出ました。

 

 

 

 

みなさん日頃の疑問について話をすることが出来、有意義な時間を過ごせたと思います。
次回、秋の小旅行は9月29日(土)「いこいの村」を予定しています。
みなさんの参加を楽しみにしています。また、いろいろな話で盛り上がりましょう。