タンポポだより 第14号 発行日 2006年11月6日
運動会が各地で開かれるようになり秋真っ盛りの今日この頃、皆様におかれましてはお元気にお過ごしのことと思います。
さて、秋晴れのさわやかな9月30日、たんぽぽの会主催の旅行が 磯はなび にて行われました。参加者は患者さん9名、医師は平野副院長、池田先生、島先生の3名、看護師は山下師長をはじめ8名と事務の方1名の総勢21名でした。 また、業者の越屋さんからは宮崎さんが、ウエルカムサポートさんからは松井さんが参加され、来年4月からの福祉の変更について説明がありました。患者さん にとって福祉の変更に関する問題は切実であり、今後の動向が気になります。今後も各市町村の方針が決定次第、報告してもらう予定です。
また、前回講演いただいた吉友嘉久子さんよりお礼の手紙が届いており、その内容について菅原副会長より披露されました。吉友嘉久子さんも忙しく、世界を飛び回っていらっしゃるようです。私たちも負けずに、充実した毎日を過ごしていきたいものです。
皆さんのご協力と参加により、たんぽぽの会も講演や旅行などいろいろな企画を行うことができました。今回の旅行では、リラックスした環境の中でお互いの親睦を深めることができたのではないかと思います。年1回の旅行ですが、同じ体験を持つ人達が集まって、お互いの悩みや近況を話したり、おいしいお料理を食べたりお風呂に入ったりと楽しい時間を過ごすことができ、よかったのではないでしょうか。
これからもお互い良い関係でいられるように、たんぽぽの会にご参加をお待ちしております。
今後の『たんぽぽの会』運営の参考のためにアンケートをとらせていただきました。
ご協力ありがとうございました。結果は次のとおりです。
①たんぽぽの会では今後どのような活動があれば良いと思いますか?の結果は、
・一泊旅行(2名)
・日帰り旅行(6名)
・食事会(3名)でした。
旅行については、ほとんどの方が希望されており、これからも継続していきたいと思います。できれば一泊旅行もしたいのですが、今後の課題です。講演会や勉強会についても7名の方が希望されていました。内容については健康やストーマ管理についてという項目が多く、皆さんストーマ管理は慣れていらっしゃいますが、再度基本から確認してみることや新しい知識について勉強会をするのも良いかと思います。また、健康については誰もが気になることですので、これからの意見を今後の勉強会や講演の参考にしていきたいと思います。
②たんぽぽの会以外で、温泉旅行などへ行かれた事はありますか?については、「無い」と答えた方は1名のみでした。早い方では2,3ヶ月で出かけられた方や6ヶ月、1年、1年半など、1年くらい経ってからが1番多くいらっしゃいました。中には5年後には海外旅行をしているといった方もいらっしゃって、心強いかぎりです。旅行に関しての不都合はお風呂の時というのがありましたが、ご自身で解決され、今は問題ないということでした。患者会での経験などを生かしながら、どんどん外出し、自分の楽しみを増やしていってもらいたいと思います。そのためにも新しい患者さんにもたんぽぽの会に参加して楽しい時間を過ごして欲しいと思います。
③ご自分が入院をされた時を振り返って、「こんなことをしてくれたらよかったな」と思ったことがあれば教えてください。では、ほとんどの方は「別になし」でしたが
・病気や治療について、もっと説明してほしかった (4名)
・もっと悩みを聞いて欲しかった (2名)
という結果でした。「いつから元気に、元の生活に戻れるか etc」「ストーマの先輩と入院患者の対話が必要」という意見もあり、手術を受けたことやボディイメージの変化に対する精神的、肉体的な負担が、いつ改善されるかという不安があると感じられました。今回のアンケートでは寛大なご意見が多かったのですが、入院期間が短縮されているなか、もっと医療者の効果的な関わり方を考える必要があると思います。
④体調が悪いときや、ストーマの異常が起きたときの病院の受診方法を知っていますか?についても、知らないと答えた人が2名いらっしゃいました。わかりやすく説明します。
受診方法について
平日 8:30 ~17:00 泌尿器科外来
夜間 ・ 土日 ・ 祭日は救急外来を受診して下さい。
救急外来受診時は、
①病院に電話する。(21-3930)
②救急外来に電話を回してもらう。
③名前と診察券の番号(ID番号)、泌尿器科の患者であること、症状を告げ、 受診の必要があるかを相談して下さい。受診の際には診察券を忘れずにお持ち下さい。
ストーマについての相談は、平日の泌尿器科外来へお電話下さい。ストーマ外来を予約させていただきます。
⑤病院 ・ 医師 ・ 看護師に対するご意見 ・ ご要望をお聞かせください。では、ありがたいことに「感謝で一杯」「よろしく」「今まで以上に何でも話せる関係であってほしい」など、温かいお言葉をもらうことができました。まだまだ未熟な私たちですが、今後も努力し、患者さんとの良い関係を継続していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。