タンポポだより 第13号 発行日 2006年11月6日
暑い季節となりました。会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
今年度は3名の新任の先生を迎え、また病棟でも新スタッフを迎えて、気分を新たにスタートしております。
新しい先生は、池田先生(以前に厚生連高岡病院に勤務されていました)、北川先生(石川県立中央病院に勤務されていました)、島先生(地元出身)です。
平野副院長を筆頭に、今年度も頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
7月22日(土)研修センターⅠにて、吉友 嘉久子さんを講師にお招きして講演会がありました。
「やる気・元気の生き生き人生」
と題して、自分の人生経験を交えながら、現在の私たちが生きていく上で必要なことについて、お話していただきました。
最近の人達は自分が見えなくなって鬱々となりやすい。誰でも自分の状況を持っているのは同じ。だから、今の自分の状況を受け止めて強い意志を持って生活していくことが大切である。今の人たちは相手に自分の気持ちを伝えることが出来ない人が多い。相手の目を見て話すことが出来なくなっている。自分の気持ちをわかって欲しいと思ったら、きちんと話すことが大切。どうせダメだと思ってやっていても、相手に伝わらない。あきらめてはダメ。
元気をなくす状況が多い中で、元気を出すのは自分しかいない。人をうらやんでも仕方ない。自分の受け止め方で周囲の全てが変わる。1つの事柄に対してどれだけ感動できるかが大切。気分が悪いときでも出来るだけ笑顔に。苦しい時ほど笑おう。楽しいふりをしよう。1番悲しい時ほど、背中まで、楽しいふりをしよう。顔だけではなく、全身でふりをしよう。にこやかな笑顔を人に向けることが出来る人はすばらしい。元気なふりをしていれば、元気になれる。
言葉は道具である。この言葉は人に対してどう影響するだろうか?と考えて使うことが大切。言葉の影響はわずか7%であり、あとの93%は体の表現がウエイトを占めている。短時間目を合わせるだけでも、気持ちが伝わる。人とともに生きていくことが大切である。不幸だと思えば不幸な人生に、幸せだと思えば幸せに、考えた通りの人生を歩んでいく。口角を上げて、にこやかになりましょう。すばらしい人生が待っているのだから。
本当に感動し、元気になるお話でした。
約1時間30分の講演でしたが、会場より、「吉友先生から元気をもらいました。」「感動しました。」などの声が聞かれました。帰りの皆さんの足取りは心なしか軽やかなように見受けられました。