タンポポだより 平成13年度リフレッシュ研修会
(とやま健康パ-ク・春日温泉)
昨年度に引き続き、タンポポの会では、今年もリフレッシュ研修会を開催しました。
11月11日(日)、富山空港に近い「とやま健康パーク」へと会員12名及び医療スタッフ9名の計21名の参加のもと、午前9時に病院を出発しました。今年で第2回目とあって今回、楽しみにしていた方もいらっしゃいました。
バスに揺られ、予定より早く到着し、開館まで記念写真や立山連峰を背景に豊かな自然に触れ、しばらく辺りを散策して時間を過ごしました。10時に入館し、専用のユニホームに着替え、健康スタジアムの中へ移動しました。
トレーニングゾーンでは、ボールを使っての筋肉運動やトレーニングマシンを使った機械の動きに体を任せるストレッチなども体験しました。また、腰痛体操 など少しきつい運動にも挑戦し、心地よい健康づくりが楽しめました。他には、健康度や体力測定をしながら、自己管理されている方もいました。皆さんとても 元気で表情豊かに、心から楽しめている姿が見受けられました。あっという間の2時間が過ぎ、急いで着替え「とやま健康パーク」を後にバスに乗り、昼食は、 大沢野にある春日温泉「春日荘」へと向かいました。
神通川の流れの音や色鮮やかな紅葉を見せる自然の美しさに見とれ、「春日荘」に到着。
温かいおもてなしに触れ、早速、島田会長及び平野副院長の挨拶の後、昼食は旬のお料理を項き、楽しい歓談を過ごしました。中には、カラオケで歌ったり、抹茶をたてて頂いたり、大浴場にゆったり入られた方もいらっしゃいました。
歓談の後は、泌尿器科診療部長:布施先生より、講演会「元気の出る話」と題して中高年の性について講演して項きました。手作りのスクリーンに貴重なスライドを用意され、性に対する問題を話して頂きました。皆様、参考になりましたか。
ここで、布施先生の方から一言があります。
中高年の性について
厚生連高岡病院
泌尿器科診療部長 布施春樹
「タンポポの会」は膀胱腫瘍で膀胱全摘除術を受けられた患者さんの会です.
患者さんのほとんどは、中高年の方々です.本日出席された方々のアンケートによると、術後、性に関して関心がなくなった方や、欲望がなくなったとする方が多い様です。しかし、生活の潤いや生きがいを考えた時、性の問題は無視できないことと思われます。
3年前にパイアグラが発売され、ED(勃起障害)という言葉がその病態とともに知られるようになってきました。それとともに、いままでタブーであった中高年の性の実態がさまざまのmediaを介して、明らかにされてきました。
今回、現在のEDの実態およびオストメイトの性について、さまざまのアンケートの結果を参考にお話しました.この講演がきっかけとなって、性についての相談が気楽にできるようになっていただけたら幸いです.
講義も終わり、春日荘を後に病院へと無事に帰ってきました。程よい疲れと楽しい一時を過ごせ、本当に充実した一日でした。参加された皆様、お疲れさまでした。次回、また多くの方の参加をお待ちしております。