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厚生連高岡病院

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ニュース&トピックス

プレス ニュース

2017年8月・11月22日

ntp-b472017年8月24日 富山新聞掲載
2017年8月25日 北國新聞、日本農業新聞掲載
2017年8月26日 北日本新聞掲載
2017年11月22日 富山新聞掲載

総合的がん診療センター 大腸がん科長
外科 診療部長待遇 小竹 優範医師

 

 

「4K内視鏡システム導入」に関して、8月に富山新聞、北國新聞、日本農業新聞、北日本新聞の取材を受け、11月にも富山新聞「医療最前線」に掲載されました。

 

ICG蛍光対応4K内視鏡システム導入
                                
消化器外科における腹腔鏡下手術は、患者さんへの低侵襲性が期待され、また術野の拡大視効果により、従来の開腹手術より局所解剖の解明に貢献しています。特に大腸がんの罹患率は増加傾向にあり、それに伴い大腸がんに対する腹腔鏡下手術は全国的に約6割の症例で行われるようになってきました。当院では以前よりフルハイビジョンによる内視鏡システムを導入し高繊細で低侵襲な腹腔鏡下手術を行っており、大腸がんに対しては現在98%以上の症例に対し腹腔鏡下手術を施行しています。今回、平成29年8月に全国的にまだ少ない4K内視鏡システムが当院に導入されました。4Kの映像は、従来のフルハイビジョン映像よりも約4倍に鮮明度が上がり、血管、神経、リンパ管などの微細組織や脂肪などの境界把握が向上し、より正確な腹腔鏡下手術が可能となります。更に4K対応55インチの大画面モニターを使用することにより、高精細な映像を通常よりも拡大し見ながら手術することが可能となりました。また最近では、より安全性と根治性の向上を期待しICG(インドシアニングリーン)蛍光内視鏡システムが注目を浴びています。ICG薬剤を腫瘍近傍に注入し、腹腔鏡の近赤外光カメラモードに切り替えることで、リンパの流れを緑色に光らせ確認することができます。リアルタイムにリンパ流を確認することにより、更に確実なリンパ節郭清が可能となります。また、腫瘍腸管を切除した後に、ICGを静脈投与することにより、残存腸管への血流の有無を術中に観察することができます。腸管吻合部での血流を確認することで術後の重篤な合併症である縫合不全を減らせることが期待されます。悪性腫瘍と診断された患者さんの精神的不安は計り知れません。大腸がんと診断された患者さんは腸閉塞をきたす可能性もあり、その場合は緊急で複数回の手術を行い長期的な治療が必要となったり、低侵襲な腹腔鏡下手術ができなくなる可能性もあります。当院では、大腸がん患者さんに対しこれらの最新機器を使用し、手術室とも協力し待機期間を少しでも短くするよう努力を行っています。ただ、臓器や疾患の進行度によって腹腔鏡下手術の適応は異なります。いつでもご相談・ご紹介頂ければ、患者さんや家族に説明し、その患者さんにとって最善な治療を選択し提供致します。