2016年3月6日
2016年3月6日 讀賣新聞掲載
副院長 消化器内科診療部長 寺田光宏
「C型肝炎」に関して、讀賣新聞の取材を受け、「病院の実力」富山編に、当院の実績が紹介されました。
C型肝炎は、C型肝炎ウイルスが感染することによって発症する肝臓の慢性の疾患です。放置しておくと、かなり進行するまで症状がほとんど出ないため、知らない間に重篤な肝硬変や肝細胞癌になって初めて気づくことが多いです。わが国では150万人、全世界では1億7千万人がこのウイルスに感染していると報告されています。根本的な抗ウイルス療法(ウイルスを駆除する治療)の進歩は目覚ましく、以前は難治例(1型)では数%しかウイルスが駆除できませんでしたが、近年のDAAという経口抗ウイルス剤の登場で、12-24週間の治療であまり副作用なく100%近くの患者さんがウイルスを退治できるようになりました。当院でもこれまで100人近くの患者さんにこの薬を導入し優れた治療成績をあげています。
C型肝炎でお困りの患者さんは、ぜひ一度当院の消化器内科を受診してみて下さい。
副院長 寺田光宏