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厚生連高岡病院

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すこやかワンポイントアドバイス

妊産婦の新型コロナウイルスワクチンについて

産婦人科診療部長中川先生妊娠中に妊婦さんが新型コロナウイルスに感染しても胎児への感染は稀だと考えられており、妊娠中の感染が原因で胎児に先天異常が引き起こされる可能性も低いとされています。また、基礎疾患をもたない妊婦さんの場合、その症状経過は同年代の妊娠していない女性と変わらないとされています。
しかし、特に妊娠後期に新型コロナウイルスに感染すると早産率が高まり、妊婦さん本人も一部は重症化することが報告されています。肥満、糖尿病、高血圧、気管支喘息なども重症化のリスク因子という報告があり、このような背景をもつ妊婦さんも感染予防が大切です。
このようなことから日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会・日本産婦人科感染症学会では、妊婦さんに妊娠中の時期を問わずワクチン接種を受けるよう推奨しています。また妊婦さんが感染する場合の約8割は夫やパートナーからの感染であるため、夫・パートナー・同居する方のワクチン接種も勧めています。日本で承認されているワクチンが妊娠、胎児、母乳などに悪影響を及ぼすという報告はありません。
ワクチン接種後の副反応に関しては妊婦さんと一般の人の間に差はなく、発熱した場合には解熱剤のアセトアミノフェンを内服することができます。頭痛
や注射部位の痛みがある場合も同様です。またワクチン接種後に流産や早産などの妊娠の異常が起こる頻度は、ワクチンを接種しなかった妊婦さんと同じであると報告されています。
ワクチン接種後も、これまでと同様に感染予防策(マスク、手洗い、人混みを避けるなど)を続けることが大切です。実際に妊婦さんが感染した場合、感染症指定病院への入院が必要かどうかの判断や、お産が近い時期であれば分娩方法・分娩施設などの検討が必要になります。発熱などの疑わしい症状があるときや濃厚接触者と言われた場合、また感染していると診断された場合には感染拡大を避けるため、まずはかかりつけ産婦人科医にお電話ください。

副院長・産婦人科診療部長
中川 俊信