2023年5月17日にEngene Bailey先生、黒田格先生にお越しいただき、アメリカ家庭医療に関する講演を行っていただきました。
Bailey先生には「Delivering Full-Scope Family Medicine」というテーマで、アメリカの家庭医療の特徴と重要性、今後の展望についてご説明いただきました。日本はアメリカ以上に高齢化社会であり、家庭医療またプライマリ・ケアの必要性を普段から感じることもあったため、とても興味深く聞かせていただきました。今回教わった治療方針の決定の仕方や患者との向き合い方、患者の包括的な診察をどの診療科でも意識していきたいです。

黒田格先生には「アメリカ家庭医療レジデンシー」として先生が体験されたことをお話ししていただきました。英語の学習方法から、アメリカと日本の医療の違い、家庭医療における継続的な診察のポイントなど参考になるお話ばかりで、留学することに対する漠然とした不安が解消されたように思います。また慢性的な疾患を診察する際は先生から教わった継続的な診察方法を実践できたらと思っています。

お二人の先生がユーモアを交えながら分かりやすくお話していただき、実習中の学生さんも含め全員にとって今後に活かしていけるレクチャーだったように思います。
最後になりましたが、今回講義していただいたBailey先生、黒田先生、また企画してくださった厚生連の先生方に感謝申し上げます。