Dr.Gautam Deshpandeによる臨床教育レクチャー
11月12日に順天堂大学総合内科よりゴータム・デシュパンデ先生にお越しいただき、研修医が経験した症例について英語での検討会が行われました。
今回の症例は腹部や胸部疾患の既往の多数ある方の上腹部痛で、最終的には胆石性胆嚢炎と診断された高齢男性の症例でした。
救急では頻繁に目にする主訴ではありますが、上腹部痛は緊急性の高い鑑別も多数あるため実際に遭遇すると慎重さと迅速さを両立しながらの診療が特に求められます。
本例ではゴータム先生の解説のもと研修医のディスカッションで何を鑑別すべきか、現病歴が明らかになっていく中でどのような疾患は除外してもよいかという思考過程を学びました。
また、講義の後半にはどのように症例を発表するとより伝わりやすいかという基礎的なプレゼンの理論についてもご教授いただきました。今回自分で英語のプレゼンを行ってみてあまり順序立てて発表できていなかったと思ったため、今回教えていただいた内容を今後の発表に活用していきたいと思います。
これで年内のゴータム先生の講義は最後となります。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。また来年もご指導のほどよろしくお願い申し上げます。