Dr.Gautam Deshpandeによる臨床教育レクチャー
この度順天堂大学総合内科のゴータム・デシュパンデ先生にお越しいただき、私が経験した症例についての検討会を英語で行いました。主訴の時点から鑑別疾患を挙げていき、現病歴の問診や身体所見を取る際にどのようなことを注意して問診すべきなのか、またそこからどのように鑑別を進めていくかという実臨床に沿った思考の流れを丁寧にレクチャーしていただきました。特に患者さんに現病歴を話していただいた後、ある程度的を絞った質問を医師がすることでさらに患者さんから情報を引き出し、身体診察と合わせてそれが診断につながることもあると学びました。日々の診療で、ただ漫然と問診・身体診察を行って検査結果をみて考えるのではなく、ある程度鑑別を挙げたうえで全身を見ていくことが重要なのだと痛感しました。
レクチャーの後半には私が経験した症例に関連して血管炎についても教えていただきました。こちらも意識して問診しないと引き出せない情報や見落としがちな身体所見のポイントが多くあり、非常に勉強になりました。
自分はあまり英語に自信がなかったのですが、分からないフレーズがあっても分かりやすい言い回しで教えていただき、時折日本語も交えて教えていただくこともあり非常に楽しく学ぶことができました。貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。