Dr.Joel Branchによる臨床教育レクチャー
前半は「シャーロックホームズ・ベッドサイド回診」でした。カンファレンス室へ運び込まれた前情報のない患者を、病歴の情報がないまま身体所見のみからさまざまな病歴を類推していくというものです。意識障害や、病歴の取れない患者などの診察の場合、だめだ、と諦めてしまいがちですが、身体所見のみからこんなにも情報が得られるということを目の当たりにし改めて驚きました。参考書で読んでいた内容を、実際の患者の診察を通じて再確認できるという意味でも大変勉強になりました。ただ、英語の聞き取りがなかなか難しく、せっかくの内容を自分の中で消化して知識にするためにはさらに努力が必要だと痛感しました。
後半は同期の研修医による症例検討会でした。症例は、発熱と皮疹を主訴とした症例でした。ブランチ先生のファシリテーションのもと研修医同士で話し合い鑑別診断を考えました。私自身あまり馴染みのない組み合わせの症状であり、鑑別を考える過程がとても勉強になりました。