Dr.Joel Branchによる臨床教育レクチャー
今回は湘南鎌倉総合病院からJoel Branch先生にお越しいだだきました。今回の臨床教育セミナーは症例検討会とBed Side Learning(BSL)でした。Joel Branch先生は総合診療科の先生で豊富な知識で様々な鑑別疾患をどんどん挙げていきました。
症例検討会では実際に研修医が経験した症例をJoel Branch先生と一緒に検討しました。症例検討会のテーマは「右下腹部痛」でした。私は医学部ではまずどのような検査をするかから考えるように教わっていましたが、Joel Branch先生はまず鑑別疾患から考えるように教えていただきました。今回の症例は右の尿路結石でした。まず、右の下腹部に何があるのかを考え、鑑別疾患を考えました。Major疾患の虫垂炎や大腸憩室炎、血管疾患、腸腰筋膿瘍などの疾患を鑑別に挙げていきました。
主訴が右下腹部と聞けば、まず画像診断を考えてしまうことをこの機会に改めたいと思いました。
Bed Side Learningでは、研修医の先生が英語で症例発表をして、Joel Branch先生がその患者さんを診察するものでした。Joel Branch先生は研修医みんなに聴診の機会をくださり、大変勉強となりました。診察ではどのように診察するべきかその場で教えて頂き、所見を共有していただきました。今回学んだ様々な技術や考え方は今後の診療で活かしたいと思います。また、英語でのレクチャーは大変刺激になります。毎回英語に触れることで苦手意識を無くしていきたいと思います。
今回このような機会を設けていただけたこと、わざわざ湘南鎌倉から当院まで足を運んで下さったJoel Branch先生に感謝申し上げます。本当に有難うございました。