寺澤秀一先生による臨床教育レクチャー
3月16日は、寺澤先生に再度レクチャーをしていただきました。
今回は膵仮性嚢胞の症例について提示させていただきました。生活歴から既往歴を想定し、ER内で起きた急性の腹痛の原因を突き止める思考の過程を教えていただきました。病歴がはっきりしない症例でもわずかな手がかりから推測することの大切さを教えていただきました。
また、本症例が意識障害となった膵癌のターミナル症例だった場合、急性期治療やDNARを希望していなかったとすると、出血に対してTAEに踏み切ることがいかに大変なのか考えさせられました。患者さん一人一人の希望に沿う治療を行っていくことの大切さについて、日々の業務について行くのが精一杯な自分たち研修医でも決しておろそかにしてはいけないと改めて思わされました。
今後もつまづいた症例を共有し合い、研修医同士お互いを高め合っていこうと思いました。次回のレクチャーも楽しみにさせて頂きます。ありがとうございました。
(研修医T)