飯村傑先生による臨床教育レクチャー
去る11月24日にエルゼビア・ジャパン Chief Medical Officerの飯村先生をお迎えして「論文の読み方」についてのレクチャーをしていただきました。医学生の時に誰しもが経験する論文の抄読会で私自身もどのような目線で論文を読み、批判的な吟味を行い、そして他の人に発表するか、四苦八苦した経験があります。それ以来研修医になって論文を読む機会こそ増えたものの、苦手意識がつきまとっていました。そんな私でも今回のレクチャーを聞いてどのように論文を読み進めていけばいいのか、ユーモアを交えながら楽しく学ぶことができました。例えば論文を読む際にその論文の目的や対象、介入、比較、結果といった概要を把握する他にFundingつまり、研究に関するお金がどこから出資されているのかといった着眼点はまさに目からウロコが落ちるようなお話でした。またこの研究はランダム化や隠蔽化、盲検化などがしっかりされているかといったことや主評価項目と副次項目のそれぞれについて正しく検定が行われているかなど非常に多くのことを学ばせていただき大変貴重な時間でした、飯村先生この度は誠にありがとうございました。
(研修医K)