Dr.Stacie Cookによる臨床教育レクチャー
今回は元横須賀海軍病院のStacie Cook先生に来ていただいて講義していただきました。旅行中であるにも関わらず、お子さんを連れて来てくださり、大変為になりました。
講義内容としては今日の当直で、救急外来に外国人が来た場合の診察の仕方についてでした。症例として咳を主訴に、問診の仕方や、診断の進め方を皆で決めていくというものでした。咳という主訴は、一般的でありよくみかけることも多いですが、鑑別が大変多く、研修医の頭を悩ますものだと思っています。進め方は、一人一人研修医が現病歴、既往歴、手術歴、服薬歴、家族歴などの内科診察で普段患者さんに問いかけるものを英語で言ってみるというものでした。特に印象に残っているのは既往歴であり、産婦人科疾患について詳しく聞くことでした。産婦人科疾患に関しては意外と忘れがちであり、聞き慣れていないと自然に出てこないので癖をつけるのは大事だと感じました。
またReview of Systemの話では、上から下まで全身の疾患を考えることが大事であると再度認識させていただきました。今は時間が掛かりますが、慣れればもっと早くなるとのことなので、やはり普段から問診に取り入れ、慣れることで診察の速度と性能を上げるように心がけようと感じました。
シンプルでわかりやすい講義であり、再度、内科診察の問診の重要性を認識することができました。お忙しい中、来てくださりありがとうございました。
(研修医 I)