Dr.Takman Mackによる臨床教育レクチャー
横須賀海軍病院より放射線科のDr. Takman Mackに来ていただき、症例検討とX線やCTなどの画像検査全般の基本的事項について講義していただきました。専門的な英単語に関しては総合診療科の狩野先生に適宜訳していただき、全体的にはわかりやすい英文を使って講義していただいたので、英語がほとんどできない私でも、有意義な講義になったと感じています。症例検討は2症例提示していただき、胸痛と腹痛の主訴からどのように診断を進めていくか、米国の社会歴の聞き方など、研修医としてどのように問診していけばよいのかを丁寧に教えていただきました。日本とは違う文化なので問診の所々で重要視される部分が異なるのは講義を受けていて新鮮な部分でした。また、問診や身体所見後のsummaryを考えるのは、いかに早く上級医に患者さんの状態を伝える上で重要になっていくということを、症例を例にして教えていただきました。日頃からsummary作成を癖にしていかなければならないと感じました。
画像診断についてはどの科であっても必須になります。厚生連高岡病院の放射線科は優秀な先生方がおられるので、読影をお任せしてレポートのみを確認してしまうことがあります。今後の医師人生でXR、CT、MR、USは多数みることになると思います。その時、何を見れば良いのかわかりませんでは話になりません。今回の講義では、特にXRでの見方について教えていただきました。今後はCTなども見るポイントを整理して読影していかなくてはならないと考えさせられました。
今後も横須賀海軍病院の各科の先生方に来ていただき、ディスカッション形式での講義もあるそうです。英語がわからないという不安もありますが、せっかく来ていただいているので今回のように一つでも多く学べるようにしていきたいと感じました。
最後になりますが、Dr. Takman Mack、貴重なお時間をありがとうございました。
(研修医H)