Dr.Jacky Chengによる臨床教育レクチャー
2月8日 横須賀海軍病院で産婦人科医として勤務されているジャッキーチェン先生が当院に来院され産婦人科疾患のことについて講義してくださいました。
ジャッキー先生はカンフーで有名なハリウッド俳優と名前が一緒ですが、中国語でも英語でも発音が微妙に異なっているらしく、俳優と同じ発音をするのは日本人だけのようです。
今回は産婦人科疾患のうち月経困難症と子宮内膜症について講義いただきました。印象に残ったのは、子宮内膜症の講義です。ジャッキー先生は多くの子宮内膜症の患者さんを治療されてきていますが、結局性交時痛や腹痛のコントロールをするのは難しく、うつ病を発症される患者さんも多いようです。子宮内膜症というありふれた疾患ですが、その対処は非常に難しいのだなと考えさせられました。
その他にも海軍病院で出産される患者さんのことについても教えてくださいました。海軍病院での出産では、アメリカでの出産と同様無痛分娩を行うとのことでした。無痛分娩を行う施設は限られている日本との医療や文化の違いを学びました。
最後にはジャッキー先生と様々な医療のトピックについて話し合う時間がありました。日々の診療での難しい症例への対処、日米の終末期医療の考え方の違い、告知に対しての考え方などの話題があがりました。研修医からも質問や意見が活発に出ました。
(研修医 K)