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ニュース&トピックス

学術コーナー

大腸腹腔鏡手術前の優しいCT検査

(2016.11)

外科 羽田 匡宏

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手術をスムーズに行うために、多数の検査が必要になります。
そして、手術で最も重要なのは、腫瘍の切除と、リンパ節の廓清(切除)です。

1.腫瘍の位置:
通常はバリウムなどを用いた検査が行われ、食事制限や大量の下剤が必要な場合もあります。

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大腸カメラとは別な日程で行われることが一般的で、患者さんの負担につながります。

 

2.リンパ管と血管の位置:
腹腔内の主な血管は腹膜や脂肪、そしてリンパ節に覆われています。また、血管の走行は個人によってかなりばらつきがあります。
開腹手術であっても、その走行の判断が困難な場合があります。

血管の走行は術前の造影CTである程度確認できますが、周囲組織との立体関係は個人の頭の中でイメージするしかありません。

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イメージできますか?(実際には色は付いていません)

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検査の後、放射線部でCT撮像データから腸管や血管の3Dで画像を構築します。

これにより、バリウム検査と同様の腫瘍と腸管の位置関係がCTで確認できます。
腹腔内の詳細な血管走行が立体的で確認でき、チーム全員でイメージを共有することができます。

何より、ck-t-3

 (注意:)
検査の性質上、若干慌ただしい感じがします。
また、すべての患者さんで検査を省略できるわけではありません。
詳細は担当医にご確認ください。

 

 【症例1】

 

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 【症例2】

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赤矢印の血管を切除することが必要です。

 

実際の手術で安全に血管の温存が可能でした。

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私たちは、術前検査において様々な工夫を行うことで、手術をより安全・確実に行うことができると考えています。