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厚生連高岡病院

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ニュース&トピックス

学術コーナー

泌尿器科外来、院内紹介についての検討

(医局研究会 2012.11)

泌尿器科 島 崇

泌尿器科外来の2012年7月から8月までの2ヶ月間の外来患者を調べたところ新患が368人(一日平均8.8人)来院され、院内紹介は外来患者で42人(一日平均1.0人)、入院患者で49人(一日平均1.2人)でした。主訴の内訳は血尿(検尿異常、肉眼的血尿、下着への付着)が71人、痛み(側腹部痛、背部痛など)が49人、排尿時痛が40人で、頻尿・尿失禁、排尿困難、検診PSA高値と続いていました。診断結果としては、尿路感染症57人(主として膀胱炎)、尿管結石症49人、前立腺肥大症31人となりました。院内紹介では外来患者、入院患者ともに内科、消化器科からの紹介が多く、尿路結石やそれに伴う発熱・尿路感染症での紹介が目立ちました。他、神経学的疾患を扱われている科から排尿障害での紹介が目立ちました。泌尿器科外来に受診する新患は自覚症状の多くが泌尿器科疾患を自然と疑わせるものが多く、直接泌尿器科受診することが多い様ですが、他科より紹介される場合は、発熱や腹痛などまず内科・消化器科疾患を疑われ、そこで診断がついてからの紹介が多い様です。他科や救急での診療の際に最も遭遇しやすい疾患が、尿管結石ですが、良性疾患であり全身状態で問題になることが余りありません。ただ、発熱を伴う尿管結石の場合、水腎症に併発した急性腎盂腎炎が疑われ、対応を間違えると敗血症を引き起こし、重篤な感染につながることがあります。この2ヶ月間の調査でも尿管結石に急性腎盂腎炎が併発した症例が3例ありました。うち1例は敗血症性ショックを引き起こしています。泌尿器科では尿管結石の陥頓状況、感染の程度を確認し、尿管ステント留置術や場合によっては腎ろう造設術を施行しています。尿管結石が疑われ、更に発熱を伴っている場合は時間帯問わず泌尿器科までご紹介ください。