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ニュース&トピックス

学術コーナー

病理科 情報提供

(医局研究会 2009.10.20)

病理科 増田 信二

1.アルギン酸固定について

アルギン酸は、海藻などに含まれる多糖類で、食物繊維の一種。さらにアルギン酸プロピレングリコールエステルとアルギン酸ナトリウムが食品添加物に指定されている。またアルギン酸は医療にも使われている(歯科材料、手術糸、創傷被覆材など)。
今回アルギン酸の増粘安定剤、ゲル化剤としての性質を利用して、セルブロック標本作成に応用した。対象は液状検体です。それに含まれる細胞集団をHE染色標本にする手段で、いろいろな方法があるが、アルギン酸を使って、細胞集団をゲル化してセルブロック標本を作成した。
結果は従来の標本作成とほぼ同様の像を作れた。免疫染色にも応用できた。将来、DNAの検討にも利用できる道がひらけた。

 

2.断端評価 色素利用 Davidson Marking System

手術標本の断端評価については、従来から問題があった。
今回は、色素(入れ墨、Davidson Marking System)を使う方法を紹介した。標本の断端を色素で塗布し、乾燥後、通常の標本作成過程で、制作した。色素は断端表面にとどまり、断端評価が簡単となった。
これまで前立腺手術例などに応用されており、正確な断端評価が可能となった。