1.概要
糖尿病・内分泌内科では、糖尿病、脂質異常症などの代謝疾患と、甲状腺、副腎、下垂体をはじめとする内分泌疾患の診療を行っています。糖尿病患者さんに対しては、多職種からなるチーム医療で個々の患者さんにとって最適で全人的な医療を目指しています。糖尿病教育入院10日間パスを作成し、2018年度中150人以上の糖尿病患者さんを治療しました。また24時間持続血糖測定やインスリンポンプを用いた最先端技術も導入しています。バセドウ病、甲状腺腫瘍、副腎疾患、下垂体腫瘍など内分泌疾患の患者さんに対しては、適切な診断・治療を提供するため、各科と連携をとることを心がけています。甲状腺腫瘍に対する穿刺吸引細胞診を2018年度中約100例行いました。
2.特色・目標
多職種協働による糖尿病チーム医療を実践します。当院には糖尿病専門医だけでなく糖尿病療養指導士が17人勤務しており、個人の努力だけでは対応しがたい生活習慣の改善をチームでサポートします。当院には外来指導室を設け、個別の悩みにも対応します。
3. 緊密に病診連携し、糖尿病合併症管理の質を高めます。
血糖管理だけでなく、糖尿病合併症の管理に関しても連携医療を強化していきます。漫然とした外来通院では忘れがちな腎臓や血管合併症の検査を集中的に行います。また、腎症や足病を持つ方に対して、積極的に看護師、栄養士からなるチームによる支援を行っています。
4.複雑な内分泌疾患に対応します。
当院は内分泌専門医が在籍し、内分泌学会の連携教育施設に認定されています。
甲状腺、副腎、下垂体といった複雑な疾患にも対応し、適切な診断、治療を行います。また、診断治療に難渋する症例に関しても、金沢大学附属病院内分泌センター連携し、最先端の治療を提供していきます。
5.かたかご会(患者友の会)を運営しています。
長期にわたる糖尿病治療は決して楽なものではありませんが、糖尿病患者は一人ではありません。かたかご会に参加して、苦楽を共にする仲間を得ましょう。
リンク https://www.kouseiren-ta.or.jp/kanjanokai/
島 孝佑(しま こうすけ) 糖尿病・内分泌代謝内科診療部長 ●資格● |
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迫 佐央理(さこ さおり) 糖尿病・内分泌代謝内科医長 ●資格● |
糖尿病学会教育認定施設
内分泌学会連携医療施設(金沢大学附属病院を基幹とする)