蛋白尿・血尿などの検尿異常や腎障害の精密検査、ならびに、腎炎、腎不全、各種膠原病の診断・治療を行っています。特に腎不全の治療については、低蛋白食療法を基本として、厳重な血圧管理、および腎障害に対する特殊治療などを組み合わせて、総合的にきめ細かく行っています。
また、腎不全が進行した場合には、透析治療も合わせて実施しています。くわえて、家族性高脂血症に対するLDL吸着療法や潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法など、特殊な血液浄化も手がけています。
いずれの治療についても、十分なインフォームドコンセントのもとに、高度先進治療を担う各科専門医と連携の上、最適な治療を目指しております。また、 「腎臓病教室」や「腎臓病食の調理実習」を無料で実施しておりますので、ご興味のある方はお気軽に参加下さい。
(詳細は内科外来にお問い合わせ下さい)
担当医
(1)腎臓病内科
検診などで指摘された蛋白尿や血尿などの検尿異常の精査から、急性、慢性の腎機能障害を対象に診療しています。特に、透析導入前の保存期慢性腎不全に対する治療には力を入れており、厳しい低蛋白食療法をベースとした血圧管理、栄養指導を行っています。また、かかる症例を対象に、腎臓病教室あるいは調理実習を開催していますので御興味のある方は参加下さい。
A 低蛋白食療法の理論
B 腎臓病教室のスケジュール
(2) 膠原病内科
腎臓病とあわせて、膠原病についても診療しています。全身性エリテマトーデス、慢性関節リウマチ、多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、 シェーグレン症候群などの方々を対象にステロイドや免疫抑制薬による治療を行っています。
(3)透析療法
開 設 | 昭和46年12月 |
設 備 | 同時最大透析数 40例 |
スタッフ | 常勤医師 山田 裕治、三宅 泰人、山口 かおり、鈴木 一如、佐藤 百花 看護師・臨床工学技士 19名 |
血液透析、腹膜透析は常時、行っています。また、高コレステロール血症のアフェレーシス、潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法、各種自己免疫疾患や神経・筋疾患に対する二重ろ過膜除去療法は随時施行中です。
A 血液透析
平成29年4月現在で、血液透析77例
透析スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
<午前>9時より | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
<午後>14時45分より | ○ | ○ | ○ |
B 腹膜透析
平成29年4月現在で7例
2週間ごとの腹膜透析外来(水曜日)で、透析状況を把握するシステムです。夜間自動腹膜交換機などを用い、パソコン入力による毎日の透析管理も可能となってきました。 ⇒血液浄化療法センター
三宅 泰人(みやけ たいと) 腎臓・リウマチ膠原病内科診療部長 血液浄化療法センター長 ●資格● 日本内科学会 認定内科医 日本腎臓学会 腎臓専門医 日本透析医学会 透析専門医 |
山口 かおり(やまぐち かおり) 腎臓・リウマチ膠原病内科診療部長待遇 ●資格● 日本腎臓学会 腎臓専門医 日本内科学会 認定内科医 日本腎臓学会 認定指導医 |
鈴木 一如(すずき かずゆき) 腎臓・リウマチ膠原病内科医長 ●資格● 日本内科学会 認定内科医 |
佐藤 百花(さとう ももか) 腎臓・リウマチ膠原病内科医員 |