蛋白尿・血尿などの検尿異常や腎障害の精密検査、ならびに、腎炎、腎不全、各種膠原病の診断・治療を行っています。特に腎不全の治療については、低蛋白食療法を基本として、厳重な血圧管理、および腎障害に対する特殊治療などを組み合わせて、総合的にきめ細かく行っています。
また、腎不全が進行した場合には、透析治療も合わせて実施しています。くわえて、家族性高脂血症に対するLDL吸着療法や潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法など、特殊な血液浄化も手がけています。
いずれの治療についても、十分なインフォームドコンセントのもとに、高度先進治療を担う各科専門医と連携の上、最適な治療を目指しております。また、 「腎臓病教室」や「腎臓病食の調理実習」を無料で実施しておりますので、ご興味のある方はお気軽に参加下さい。
(詳細は内科外来にお問い合わせ下さい)
担当医
(1)腎臓病内科
検診などで指摘された蛋白尿や血尿などの検尿異常の精査から、急性、慢性の腎機能障害を対象に診療しています。特に、透析導入前の保存期慢性腎不全に対する治療には力を入れており、厳しい低蛋白食療法をベースとした血圧管理、栄養指導を行っています。また、かかる症例を対象に、腎臓病教室あるいは調理実習を開催していますので御興味のある方は参加下さい。
A 低蛋白食療法の理論
B 腎臓病教室のスケジュール
令和元年度 腎臓病教室
厚生連高岡病院 腎臓病教室運営委員会
日 時 | 場 所 | 内 容 | 講 師 |
令和元年 5月25日(土) 14時~16時 |
厚生連高岡病院 地域研修センターⅠ |
講演 「腎不全と 低蛋白療法について」 |
医師 池田謙三先生 |
令和元年 6月29日(土) 9時30分~ 12時 |
高岡市 ふれあい福祉センター |
調理実習 「低蛋白食について」 |
管理栄養士 |
令和元年 7月13日(土) 10時~12時 |
厚生連高岡病院 地域研修センターⅠ |
講演 「腎臓病とその治療」 「低蛋白の食事について」 |
医師 三宅泰人先生 、管理栄養士 |
令和元年 8月24日(土) 12時~16時 |
厚生連高岡病院 講堂 |
特別講演 「慢性腎臓病の食事療法~ わかる・そして・できる」 |
菅野丈夫先生 |
※こちらの調理実習は、台風の影響のため中止となりました。
令和元年10月12日(土) 高岡市ふれあい福祉センター |
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※国内での新型コロナウイルス感染の拡大を配慮して 中止いたします。 令和2年3月7日(土) 10時~12時 厚生連高岡病院 地域研修センターⅠ講演 医師 中濵克之先生、看護師 |
【お知らせ】
1.参加対象の方は、腎臓病の患者さんとそのご家族の方です。ご自由にご参加ください。
※調理実習につきましては実習場所の都合により、定員を30名とさせていただきます。
参加希望者の増加に伴い、今年度より募集方法を変更いたします。
6/29(土)の調理教室は初めて参加される方を対象とし、申込みは5/25(土)開催の
教室にて受付いたします。
10月開催予定の調理教室は2回目以降の参加者を対象とします。申込みは8/24(土)
開催の教室にて受付いたします。
2.参加費は、無料です。
3.講師
泉が丘内科クリニック | 院長 | 池田 謙三先生 |
厚生連高岡病院 | 内科医長・ 血液浄化療法センター長 |
三宅 泰人先生 |
昭和大学病院 | 栄養課課長補佐 | 菅野 丈夫先生 |
4.参加希望の方は、住所・氏名・電話番号を担当者までご連絡ください。
【連絡先】
厚生連高岡病院 代表(0766-21-3930)
栄養管理部 管理栄養士: 辻 (内線2701)
5.講演会の際には、低蛋白の食品展示とメーカーによる低蛋白食品の紹介があります。
6.日時が変更になった場合は、病院ホームページで案内いたします。
(2) 膠原病内科
腎臓病とあわせて、膠原病についても診療しています。全身性エリテマトーデス、慢性関節リウマチ、多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、 シェーグレン症候群などの方々を対象にステロイドや免疫抑制薬による治療を行っています。
(3)透析療法
開 設 | 昭和46年12月 |
設 備 | 同時最大透析数 40例 |
スタッフ | 常勤医師 山田 裕治、三宅 泰人、山口 かおり、山野 高弘 看護師・臨床工学技士 19名 |
血液透析、腹膜透析は常時、行っています。また、高コレステロール血症のアフェレーシス、潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法、各種自己免疫疾患や神経・筋疾患に対する二重ろ過膜除去療法は随時施行中です。
A 血液透析
平成29年4月現在で、血液透析77例
透析スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
<午前>9時より | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
<午後>14時45分より | ○ | ○ | ○ |
B 腹膜透析
平成29年4月現在で7例
2週間ごとの腹膜透析外来(水曜日)で、透析状況を把握するシステムです。夜間自動腹膜交換機などを用い、パソコン入力による毎日の透析管理も可能となってきました。 ⇒血液浄化療法センター
三宅 泰人(みやけ たいと) 腎臓・リウマチ膠原病内科診療部長 血液浄化療法センター長 ●資格● |
山口 かおり(やまぐち かおり) 腎臓・リウマチ膠原病内科医長 ●資格● |
山野 高弘(やまの たかひろ) 腎臓・リウマチ膠原病内科医員 |