消化器内科の医師は常勤医7名、非常勤医5名で、月曜から金曜までの毎日、午前は、初診1名、再診1-3名、内視鏡4名、午後は諸検査を全員で分担して、対応しています。午後診は行っていませんが、緊急の対応が必要と判断した場合は、消化器専門医が対応いたします。また、午後17時以降は、1年365日、オンコール体制を敷いて、緊急の患者さんに対処しています。
・外来:
初診は20-30人/日、再診は原則予約制で40-50人/日の患者さんが来院されます。当科では、その日のうちに、血液検査・内視鏡検査・腹部超音波検査が可能で、また緊急時にはCTなども施行し、できるだけ迅速に診断をつけ治療方針を決定できるような体制をとっています。(あらかじめ内視鏡や超音波検査をご希望される場合は、朝食を摂取せずに来院下さい。)また、開業医や、他病院との連携に力を入れており、紹介患者さんは優先的に診察いたします。
・入院:
消化器専門病棟(2病棟6階、1病棟3階)で対応しています。個室を希望される方は入院時にお申し出下さい。可能な限り対応いたします。
・検査・治療:
午前は、上部・下部(S状結腸)内視鏡検査、午後は下部(全大腸)内視鏡検査、内視鏡的逆行性胆管膵管造影や、治療内視鏡(内視鏡的止血術、内視鏡的粘膜切除術、食道静脈瘤硬化療法・結紮術、内視鏡的胃ろう造設術、内視鏡的胆道ドレナージ・ステント留置・総胆管結石除去術、アルゴンプラズマ焼灼術など)、超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)、肝生検や肝細胞癌に対する経皮経肝的局所療法(ラジオ波熱焼灼療法、エタノール局注療法)などを行っています。
【EU-ME2システム (オリンパス)】

【 GF-UCT260 (オリンパス)】
①新開発の高感度の超音波接触子
②大口径3.7mmの鉗子チャンネル

・臓器ごとの当科の特徴紹介(-特に力を入れている分野の紹介-)
・消化器内科の診療実績
医師紹介

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寺田 光宏(てらだ みつひろ)
院長
医療安全対策室長
診療部長事務取扱
周産期母子センター長
厚生連高岡訪問看護ステーション所長
●資格●
日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本肝臓学会専門医・指導医
日本静脈経腸栄養学会認定医 |

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國谷 等(くにたに ひとし)
診療部長代理 |

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澤﨑 拓郎(さわさき たくろう)
内視鏡センター長
診療部長待遇
●資格●
日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝臓学会専門医 |

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塚田 健一郎(つかだ けんいちろう)
診療部長待遇
●資格●
日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医 |
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荒木 康宏(あらき やすひろ)
診療部長待遇
●資格●
日本内科学会認定医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医 |
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林 洸太郎(はやし こうたろう)
医長
●資格●
日本内科学会認定医 |
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德永 麻美(とくなが まみ)
医員 |
施設認定
日本消化器病学会認定施設
日本消化器内視鏡学会指導施設
日本肝臓学会認定施設
循環器内科は、各種の心臓病や血管病を診断・治療する診療科です。循環器専門外来を設け、紹介の患者さんはもとより、紹介状がなくても患者さんが希望すれば、直接循環器専門医の診療を受けることが可能です。また、急性疾患や重症患者さんは、受付時間以外でも紹介があれば診療をしており、夜間・休日も2名のオンコール医を配置し、365日診療が可能な状態となっております。各症例ごとに最も適切な治療を行うことをモットーに日々診療にあたっておりますので、宜しくお願いいたします。
主な対象疾患
①虚血性心疾患(急性・陳旧性心筋梗塞、狭心症、無痛性心筋虚血など)
②不整脈(心房細動・頻拍、心室細動・頻拍、徐脈性不整脈、ブルガダ症候群、QT延長症候群、期外収縮など)
③末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症、腎動脈狭窄症、頸・脳動脈狭窄症など)
④心不全(虚血性心疾患・各種弁膜症・各種心筋症・不整脈などによる)
⑤肺動脈疾患(肺高血圧症、肺動脈塞栓症など)
⑥その他
①虚血性心疾患は、心筋を栄養する冠動脈に狭窄や閉塞が生じ、胸痛・胸部圧迫感が生じ進行すると急性心筋梗塞や心不全・不整脈の原因となり致命的となる疾患です。2012年3月に新しく導入された最新鋭の2台の心臓カテーテル装置(図1)や最新鋭の心臓CT装置を用いて迅速で正確な診断を行い、当院心臓血管外科とも協力し、各症例ごとに最適な治療方針を決定しています。心臓カテーテル検査は、そのほとんどを局所麻酔で手首からのカテーテル挿入で行っており、2泊3日の入院となります。冠動脈に病変があった場合、重症であれば心臓血管外科に冠動脈バイパス術を依頼し、軽症から中等症にはカテーテル治療(PCI:経皮的冠動脈インターベンション:図2)を行なっております。カテーテル治療の入院期間は原則3泊4日で、退院後から通常の日常生活に戻ることが可能です。この治療は主にステント(図3)という金属コイルを留置して冠動脈病変を拡張しますが、最近では異物を残さない薬剤溶出性バルーン(図4)による拡張も積極的に行っています。2013年9月より高速回転式経皮径管アテレクトミー(ロータブレーター:図5)の施設基準を満たし、これを用いて冠動脈石灰化の強い病変にも対応できるようになりました。2016年からは、冠動脈粥腫切除術(DCA:図6)も開始し、冠動脈近位部や分岐部病変にも最適な治療を行っております。富山県西部地区において三次救急指定病院は現在当院のみであり、24時間365日急性心筋梗塞症の受け入れを行なっております。看護師・放射線技師・生理検査技師・臨床工学士も常に待機しており、チームで夜間・休日を問わず緊急カテーテル検査や緊急カテーテル治療を行なっています。
最新鋭心臓カテーテル装置(図1)

冠動脈カテーテル治療(図2)

冠動脈ステント(図3)

薬剤溶出性バルーン(図4)

ロータブレーター(図5)

冠動脈粥腫切除(DCA)カテーテル(図6)

②不整脈診療にも力を入れており、最近増加傾向にある“心房細動”に対しても最先端の治療を行なっています。心臓の電気的興奮を画像化するCARTOシステム(図7)をいち早く導入し、これを用いてカテーテルアブレーション(心筋焼灼術:特殊な電極カテーテルで不整脈の発生となっている心筋を高周波焼灼し、不整脈を根治・抑制する)を行い、北陸でも有数の治療件数となっています。2017年4月からは、施設認定を満たし、クライオバルーンによる冷凍凝固壊死法(図8)を用いたアブレーションも開始しました。これにより従来の方法に比べ治療時間が短縮でき、患者さんへの負担が減りました。また、徐脈性不整脈には人工ペースメーカー植込み手術を7~10日前後の入院で行なっております。さらに致死性不整脈である“心室細動・心室頻拍”に対しては、富山県西部地区において現在当院のみのICD(植込み型除細動器)治療も行っております。
カテーテルアブレーションとCARTO画像(図7)

アブレーションカテーテルとクライオバルーン(図8)

③末梢動脈疾患は、下肢動脈硬化のため足への血流不足を生じる疾患で、重症になると下肢の傷が治りにくくなり、バイ菌感染のもととなったり下肢が壊死(下肢が黒く腐ってくる)したりします。特に喫煙者や糖尿病では下肢の動脈硬化を生じやすく、足が痛むからと整形外科に受診することが多いですが、下肢の冷感や歩行時の筋肉の痛みは下肢の血流不足が原因の可能性があります。下肢の血流障害は四肢の血圧を同時測定する(ABI)だけで簡単に発見できますし、異常があればMRI検査やCT検査で非侵襲的に下肢動脈の異常が検出できます。動脈の狭窄や閉塞があれば虚血性心疾患と同様で、心臓血管外科と協議し、可能であれば血管内カテーテル治療(EVT)を行なっています。
④心不全は、何らかの原因(心臓病が多いですが、貧血などの非心臓病もあり得ます)があって心臓が充分な血液循環量を保てなくなったものです。息切れや呼吸困難、動機・むくみなどが主な症状です。原因が多岐にわたるため、カテーテル検査を含めた多種の検査で原因を突き止め、その原因に応じた最適な治療を行っています。重症心不全には、薬物治療のみならず、簡易呼吸器治療(ASV)や外科治療、心臓再同期療法(CRT-PやCRT-D:図9)も行なっております。
心臓再同期療法CRTD(図9)

最後に当科では、これから医師を目指す医学生さんや若手医師の先生方に対する研修も重要視しております。複数の指導医とともに、豊富な症例数を通じて、問診や診察・説明と同意などの基本的なことから、各種医療機器を実際に使用しての診断法・診断技術・治療法などが学べるようなシステムをとっております。循環器疾患に興味のある医学生・研修医の皆さん、ぜひ当院で学んでみませんか!お待ちしております。
当科の治療件数の推移

医師紹介

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藤本 学(ふじもと まなぶ)
循環器内科診療部長
●資格●
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本循環器学会専門医
日本不整脈心電学会認定不整脈専門医
日本不整脈心電学会「ICD/CRT」認定医
心臓リハビリテーション指導士 |
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内山 勝晴(うちやま かつはる)
診療部長待遇 |

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藤田 崇志(ふじた たかし)
診療部長待遇
●資格●
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本循環器学会専門医
日本不整脈心電学会認定不整脈専門医
日本集中治療医学会専門医 |

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藤岡 研佐(ふじおか けんすけ)
診療部長待遇
●資格●
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
日本心臓病学会
総合内科専門医
日本心血管インターベンション治療学会
心血管カテーテル治療専門医 |
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江口 裕也(えぐち ゆうや)
循環器救急科 医員 |
施設認定
・循環器専門医研修施設
・日本心血管インターベンション治療学会研修施設
・不整脈専門医研修施設
・その他(冠動脈ロータブレーター治療認可、両心室ペーシング治療認可、植込み型徐細動器植込み認可、冷凍凝固壊死法によるアブレーション認可、経皮的心室中隔心筋焼灼術認可 など)
総合診療科では、内科疾患全般、感染症疾患、高齢者特有の疾患に関わる診療を行っています。
外来では内科新患外来に加わり、患者さんの総合的な診療のお手伝いをさせていただいてます。どの診療科を受診すればよいかわからない患者さんや感染性疾患を疑う患者さんの受診窓口として機能しています。
また当科では高齢者に特有の問題点を持った患者さんを対象にした「高齢者総合診療外来」を行っています(毎週火曜日午後)。高齢者の生活の質をいかに維持するか、をテーマにしています。認知症や、老人のうつ症状などの気分障害、転倒、薬の飲み過ぎ(多剤処方)、衰弱などといった高齢者に特有の問題点に関しての診療や、潜在的な問題がないかをスクリーニングする高齢者の総合評価に関わる診療を行います。また「アドバンス・ケア・プランニング」といって、残りの人生をどのように生きたいか、いざというときはどのように対応してほしいか、といった問題に関しての相談も行います。ご興味がありましたら、まずはかかりつけ医の先生に相談していただいた上で、予約を取ってご受診下さい。
医師紹介

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狩野 惠彦(かりの しげひこ)
診療部長
●資格●
日本内科学会 内科認定医
日本内科学会 総合内科専門医
日本老年医学会 老年病専門医
日本感染症学会 感染症専門医
ICD制度協議会認定Infection Control Doctor
米国内科専門医
米国老年医学専門医
米国感染症内科専門医 |
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東 慶之介(ひがし けいのすけ)
医長
●資格●
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 総合内科専門医 |
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一色 亮佑(いっしき りょうすけ)
医員 |
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村井 佑至(むらい ゆうし)
医員 |
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新谷 創(あらや そう)
医員 |
急性・慢性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄増殖性腫瘍など造血器悪性腫瘍、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血など貧血全般、特発性血小板減少性紫斑病など出血性疾患全般が診療の対象となります。外来部門は月~金の午前中に診療を行っています。入院部門は1病棟7階でクリーンルームが2部屋あります。看護スタッフと学習会を開いてチーム医療の向上に努めています。
造血器悪性腫瘍の闘病生活はその後の人生に大きく影響を与えることが多いため、ご本人へ積極的に病名を告知し、充分なインフォームドコンセントに基づいて治療方針を決定しています。
白血球、赤血球、血小板など血液細胞は骨の中にある骨髄で造られます。急性白血病は骨髄内の白血球(顆粒球やリンパ球)の前駆細胞が“がん化”して正常な血液を造れなくなる病気で、急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病があります。急性白血病に対して日本血液学会のガイドラインを遵守して治療を行っています。
悪性リンパ腫は免疫の役割を担うリンパ球が“がん化”して無制限に増殖し、リンパ節やリンパ組織に腫瘍を作ってくる病気です。悪性リンパ腫の大半は化学療法(CHOP療法など)を第一選択とし、B細胞リンパ腫に対して抗体薬(リツキシマブなど)を加えて治療を行っています。
多発性骨髄腫は骨髄中に少数存在する組織球が“がん化”する病気で、貧血、腎機能障害、骨の痛み(骨折)などを特徴とする病気です。多発性骨髄腫に対する治療は急速に進歩しており、基礎疾患に合わせて新規薬剤を組み合わせて化学療法をしています。 65歳以下であれば自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法を行っています。
骨髄異形成症候群は血液細胞の基となる造血幹細胞に何らかの異常が生じて、正常な血液細胞が造られなくなる病気で、一部が急性白血病へ移行します。「予後因子」と呼ばれる検査所見を評価・分類して予後を予測し、身体の状態など含め総合的に治療方針を決めています。
診療実績
<令和3年に当院で診断(治療)を受けた患者さんの数>
急性骨髄性白血病 23件、急性リンパ性白血病 3件、悪性リンパ腫 41件、多発性骨髄腫 13件、骨髄異形成症候群 28件
医師紹介

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経田克則(きょうだ かつのり)
血液内科診療部長●専門分野●
血液内科一般
化学療法●資格●
日本内科学会認定内科医
日本血液学会認定血液専門医、指導医
日本輸血・細胞治療学会認定医 |
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清木 ゆう(せいき ゆう)
血液内科診療部長待遇 |
施設認定
日本血液学会認定研修施設
リンク 金沢大学血液内科 https://web.hosp.kanazawa-u.ac.jp/patients/info/hm.html
呼吸器内科では,常勤医3名, 非常勤医1名で診療に当たっています。気管支喘息,慢性気管支炎,気管支拡張症といった気管支の病気や,肺炎などの呼吸器感染症,間質性肺炎などのびまん性肺疾患に対する診断と治療,慢性呼吸不全の患者さんに対する在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法,睡眠時無呼吸症候群の患者さんに対する本格的なポリソムノグラフィーによる診断と持続陽圧呼吸による治療などを行っております。気管支喘息の診断や治療効果判定等に有用な呼気一酸化窒素も測定できます(チェスト社 ナイオックスVERO)。また、喫煙は呼吸器の病気をはじめとする、種々の疾患の原因や悪化要因となっており、禁煙が重要となります。当院では、完全予約制の禁煙外来を設けています(金曜午前、担当:芝)。禁煙の意志はあるが、なかなか禁煙できない方はぜひ一度ご相談ください。
肺がん検診で精密検査が必要とされた方が来院された際には,高分解能CTで異常陰影の形態を詳細に評価し,気管支内視鏡検査やCTガイド下生検によって速やかに確定診断を得るようにしています。2017年8月より肺門・縦隔リンパ節に対する生検(超音波気管支内視鏡下穿刺吸引:EBUS-TBNA)が可能となり、富山県西部地区では現在当院でのみ実施できます。病期評価には、とやまPET画像診断センターと協力してPET/CT検査を行い、治療方針を決定する際には,毎週開催される肺がんキャンサーボードにて、腫瘍内科、胸部外科,放射線科、放射線治療科等と十分議論をして、ガイドラインに基づく適切な治療となるように配慮しています。なお、2009年度からは柴田が腫瘍内科専従となったため、呼吸器内科診療の実務は芝・鈴木・坂東が担当しています。
外来担当医表
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月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
初診・再診 |
芝 靖貴 |
芝 靖貴 |
鈴木 淳也 |
鈴木 淳也 |
坂東 彬人 |
再診 |
鈴木 淳也 |
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(大学) |
芝 靖貴 |
禁煙外来
(予約のみ) |
診療実績
2016年度 呼吸器内視鏡検査施行件数(当科施行分) :200件
・内訳 気管支内視鏡検査:196件 局所麻酔下胸腔鏡検査:4件
2017年度 同:212件
・内訳 気管支内視鏡検査:206件 局所麻酔下胸腔鏡検査:6件
2018年度 同:222件
・内訳 気管支内視鏡検査:211件 局所麻酔下胸腔鏡検査:11件
2019年度 同:295件
・内訳 気管支内視鏡検査:278件 局所麻酔下胸腔鏡検査:17件
2020年度 同:305件
・内訳 気管支内視鏡検査:287件 局所麻酔下胸腔鏡検査:18件
医師紹介
芝 靖貴(しば やすたか)
呼吸器内科診療部長
呼吸器内科長
●資格●
日本内科学会 認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
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鈴木 淳也(すずき じゅんや)
呼吸器内科医長
●資格●
日本内科学会 認定内科医 |
坂東 彬人(ばんどう あきひと)
呼吸器内科医員 |
柴田 和彦(しばた かずひこ)
副院長
内科統括部長
腫瘍内科診療部長
総合的がん診療センター長代理
●資格●
日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医 |
施設認定
日本呼吸器学会認定施設
日本呼吸器内視鏡学会認定施設
蛋白尿・血尿などの検尿異常や腎障害の精密検査、ならびに、腎炎、腎不全、各種膠原病の診断・治療を行っています。特に腎不全の治療については、低蛋白食療法を基本として、厳重な血圧管理、および腎障害に対する特殊治療などを組み合わせて、総合的にきめ細かく行っています。
また、腎不全が進行した場合には、透析治療も合わせて実施しています。くわえて、家族性高脂血症に対するLDL吸着療法や潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法など、特殊な血液浄化も手がけています。
いずれの治療についても、十分なインフォームドコンセントのもとに、高度先進治療を担う各科専門医と連携の上、最適な治療を目指しております。また、 「腎臓病教室」や「腎臓病食の調理実習」を無料で実施しておりますので、ご興味のある方はお気軽に参加下さい。
(詳細は内科外来にお問い合わせ下さい)
担当医
腎、膠原病内科と透析療法
(1)腎臓病内科
検診などで指摘された蛋白尿や血尿などの検尿異常の精査から、急性、慢性の腎機能障害を対象に診療しています。特に、透析導入前の保存期慢性腎不全に対する治療には力を入れており、厳しい低蛋白食療法をベースとした血圧管理、栄養指導を行っています。また、かかる症例を対象に、腎臓病教室あるいは調理実習を開催していますので御興味のある方は参加下さい。
A 低蛋白食療法の理論
B 腎臓病教室のスケジュール
令和元年度 腎臓病教室
厚生連高岡病院 腎臓病教室運営委員会
日 時 |
場 所 |
内 容 |
講 師 |
令和元年
5月25日(土)
14時~16時 |
厚生連高岡病院
地域研修センターⅠ |
講演
「腎不全と
低蛋白療法について」 |
医師
池田謙三先生 |
令和元年
6月29日(土)
9時30分~
12時 |
高岡市
ふれあい福祉センター |
調理実習
「低蛋白食について」 |
管理栄養士 |
令和元年
7月13日(土)
10時~12時 |
厚生連高岡病院
地域研修センターⅠ |
講演
「腎臓病とその治療」
「低蛋白の食事について」 |
医師
三宅泰人先生
、管理栄養士 |
令和元年
8月24日(土)
12時~16時 |
厚生連高岡病院
講堂 |
特別講演
「慢性腎臓病の食事療法~
わかる・そして・できる」 |
菅野丈夫先生 |
※こちらの調理実習は、台風の影響のため中止となりました。
令和元年10月12日(土)
9時30分~12時
高岡市ふれあい福祉センター
調理実習
「低蛋白食について」 |
※国内での新型コロナウイルス感染の拡大を配慮して
中止いたします。
令和2年3月7日(土) 10時~12時
厚生連高岡病院 地域研修センターⅠ講演
「腎臓病とその治療」「日常生活について」
医師 中濵克之先生、看護師 |
【お知らせ】
1.参加対象の方は、腎臓病の患者さんとそのご家族の方です。ご自由にご参加ください。
※調理実習につきましては実習場所の都合により、定員を30名とさせていただきます。
参加希望者の増加に伴い、今年度より募集方法を変更いたします。
6/29(土)の調理教室は初めて参加される方を対象とし、申込みは5/25(土)開催の
教室にて受付いたします。
10月開催予定の調理教室は2回目以降の参加者を対象とします。申込みは8/24(土)
開催の教室にて受付いたします。
2.参加費は、無料です。
3.講師
泉が丘内科クリニック |
院長 |
池田 謙三先生 |
厚生連高岡病院 |
内科医長・
血液浄化療法センター長 |
三宅 泰人先生 |
昭和大学病院 |
栄養課課長補佐 |
菅野 丈夫先生 |
4.参加希望の方は、住所・氏名・電話番号を担当者までご連絡ください。
【連絡先】
厚生連高岡病院 代表(0766-21-3930)
栄養管理部 管理栄養士: 辻 (内線2701)
5.講演会の際には、低蛋白の食品展示とメーカーによる低蛋白食品の紹介があります。
6.日時が変更になった場合は、病院ホームページで案内いたします。
(2) 膠原病内科
腎臓病とあわせて、膠原病についても診療しています。全身性エリテマトーデス、慢性関節リウマチ、多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、 シェーグレン症候群などの方々を対象にステロイドや免疫抑制薬による治療を行っています。
(3)透析療法
開 設 |
昭和46年12月 |
設 備 |
同時最大透析数 40例 |
スタッフ |
常勤医師 山田 裕治、三宅 泰人、山口 かおり、山野 高弘
看護師・臨床工学技士 19名 |
血液透析、腹膜透析は常時、行っています。また、高コレステロール血症のアフェレーシス、潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法、各種自己免疫疾患や神経・筋疾患に対する二重ろ過膜除去療法は随時施行中です。
A 血液透析
平成29年4月現在で、血液透析77例
透析スケジュール
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月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
<午前>9時より |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
<午後>14時45分より |
○ |
|
○ |
|
○ |
|
B 腹膜透析
平成29年4月現在で7例
2週間ごとの腹膜透析外来(水曜日)で、透析状況を把握するシステムです。夜間自動腹膜交換機などを用い、パソコン入力による毎日の透析管理も可能となってきました。 ⇒血液浄化療法センター
医師紹介
三宅 泰人(みやけ たいと)
腎臓・リウマチ膠原病内科診療部長
血液浄化療法センター長
●資格●
日本内科学会 認定内科医
日本腎臓学会 腎臓専門医
日本透析医学会 透析専門医 |
山口 かおり(やまぐち かおり)
腎臓・リウマチ膠原病内科医長
●資格●
日本腎臓学会 腎臓専門医
日本内科学会 認定内科医 |
山野 高弘(やまの たかひろ)
腎臓・リウマチ膠原病内科医員 |
1.概要
糖尿病・内分泌内科では、糖尿病、脂質異常症などの代謝疾患と、甲状腺、副腎、下垂体をはじめとする内分泌疾患の診療を行っています。糖尿病患者さんに対しては、多職種からなるチーム医療で個々の患者さんにとって最適で全人的な医療を目指しています。糖尿病教育入院10日間パスを作成し、2018年度中150人以上の糖尿病患者さんを治療しました。また24時間持続血糖測定やインスリンポンプを用いた最先端技術も導入しています。バセドウ病、甲状腺腫瘍、副腎疾患、下垂体腫瘍など内分泌疾患の患者さんに対しては、適切な診断・治療を提供するため、各科と連携をとることを心がけています。甲状腺腫瘍に対する穿刺吸引細胞診を2018年度中約100例行いました。
2.特色・目標
多職種協働による糖尿病チーム医療を実践します。当院には糖尿病専門医だけでなく糖尿病療養指導士が17人勤務しており、個人の努力だけでは対応しがたい生活習慣の改善をチームでサポートします。当院には外来指導室を設け、個別の悩みにも対応します。
3. 緊密に病診連携し、糖尿病合併症管理の質を高めます。
血糖管理だけでなく、糖尿病合併症の管理に関しても連携医療を強化していきます。漫然とした外来通院では忘れがちな腎臓や血管合併症の検査を集中的に行います。また、腎症や足病を持つ方に対して、積極的に看護師、栄養士からなるチームによる支援を行っています。
4.複雑な内分泌疾患に対応します。
当院は内分泌専門医が在籍し、内分泌学会の連携教育施設に認定されています。
甲状腺、副腎、下垂体といった複雑な疾患にも対応し、適切な診断、治療を行います。また、診断治療に難渋する症例に関しても、金沢大学附属病院内分泌センター連携し、最先端の治療を提供していきます。
5.かたかご会(患者友の会)を運営しています。
長期にわたる糖尿病治療は決して楽なものではありませんが、糖尿病患者は一人ではありません。かたかご会に参加して、苦楽を共にする仲間を得ましょう。
リンク https://www.kouseiren-ta.or.jp/kanjanokai/
医師紹介

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島 孝佑(しま こうすけ)
糖尿病・内分泌代謝内科診療部長
●資格●
総合内科専門医
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医、指導医
日本糖尿病学会専門医、指導医
臨床研修指導医
日本医師会認定産業医 |
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迫 佐央理(さこ さおり)
糖尿病・内分泌代謝内科医長
●資格●
日本内科学会認定内科医
日本糖尿病学会専門医 |
施設認定
糖尿病学会教育認定施設
内分泌学会連携医療施設(金沢大学附属病院を基幹とする)
内科の初診では、糖尿病・内分泌内科や呼吸器内科などの医師や総合診療科の医師が協力しながら患者さんを診察しています。
内科系の医師に診てもらいたいが、どの専門内科で診てもらえば良いのか分からない場合は、まず内科を受診してください。診察の結果、必要だと判断されれば適切な診療科へ紹介します。
下記のような患者さんは、最初から専門の内科(消化器内科、循環器内科、神経内科)に受診することをお勧めします。
・腹痛や下痢、嘔吐などお腹の症状がある方は、消化器内科に
・胸痛などがあり心臓が心配な方は、循環器内科に
・頭痛・めまいなどの症状や脳卒中が気がかりな方は、神経内科に
直接、受診することで無駄なく診断することができます。
また高齢のため総合的な対応が必要な方、感染症や原因不明の高熱が続いているために診察を受けたい方は、総合診療科を受診されることをお勧めします。
なお当院は、地域医療支援病院であり、また急性期の治療を行う病院(急性期病院)です。そのため急性期を過ぎ、病状が安定すれば診療所の先生(かかりつけ医)などに患者さんを紹介するようにしています。また診療所などで治療を受けておられる方が当院での診察や検査を希望される場合には、他院(かかりつけ医)での治療経過を書かれた紹介状を持参されるようお願いします。紹介状を持参された患者さんは、初診に係る料金が減額されるだけでなく、紹介患者さんとして優先的に診察を受けることができます。
医師紹介

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柴田 和彦(しばた かずひこ) 副院長 内科統括部長 腫瘍内科 診療部長 総合的がん診療センター長代理
●資格● 日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医・指導医 日本がん治療認定医機構認定暫定教育医 日本内科学会認定医
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山田 裕治(やまだ ゆうじ) 内科部長 血液浄化療法センター顧問
●資格● 日本内科学会認定医 日本内科学会専門医 日本内科学会指導医 日本透析医学会専門医 日本腎臓学会専門医 日本高血圧学会指導医
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