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厚生連高岡病院

〒933-8555 富山県高岡市永楽町5番10号
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新着情報 厚生連高岡病院からのお知らせ

精神科


診療科

令和元年4月より、精神科外来を、再開しました!
担当医の三邉は金沢生まれの富山育ち(付属小中学校、富山中部高校卒)で、金沢大大学院4年修了後は母校を離れ七尾・富山・ニューヨーク・東京・浜松と転勤し、母校金沢大に精神科教授として戻りました。教授時代には、毎週1度高岡市民病院精神科に非常勤勤務し、高岡の皆様との相性はばっちりと思っています。
令和元年4月より、教授退官後に厚生連高岡病院にお世話になった主な理由は、以下の2点です。①これまで(良く言えば)独立(悪く言えば)孤立傾向があった精神科医療ですが、高齢化を反映して数年前に5大疾病(国民の健康を最も脅かす疾患=がん、心臓病、脳血管障害、糖尿病、精神疾患)に認定されてから特に、総合医療の中でより重要な位置に国の政策で誘導されました。いわゆる(特に地域の基幹的)総合病院精神科での医療は、単科でのそれに比して心身一体の連携(リエゾン)対応で、個人的にもとてもやりがいを感じる次第です、②当院は救急・がん・緩和医療などの拠点病院として、また富山県西部の基幹病院として、とても活発に活動されています。その原動力の一環になっているのが、プロパーの初期研修医が毎年10人を超えていることであり、若い医師に対しても十分なアピールがみられます。

 

科の特色

既に4月から外来をスタートさせ、毎日対応となっていますので、お気軽にご相談下されば幸いです。精神科全般を扱いますが、特に、うつ・不安・不眠、児童・思春期精神医学の経験が豊富です。病棟はありませんが、当院一般病棟や救急病棟や緩和病棟のメンタル面に対応しており、これまで以上に診療科間・病院間・職種間連携の重要性を勉強させてい頂いています。これも基幹総合病院勤務のお陰と、感謝いたしております。

 

医師紹介

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三邉 義雄(みなべ よし
診療部長

●専門分野●
精神科全般

●資格●
国家資格精神保健指定医
日本精神神経学会精神科専門医
日本精神神経学会精神科専門医制度指導医
日本医師会認定産業医
金沢大学名誉教授(医学博士)

 

 

病理診断科


診療科

厚生連高岡病院 病理診断科の紹介(更新日 2022年4月1日)

病理診断科では、各診療科で生検や手術などで採取された組織や細胞を、肉眼や顕微鏡で詳しく観察することにより病気の診断を行っています。その結果に基づいて治療方針の決定や治療の効果の判定を行うなど重要な役割を果たしています。この病理診断を専門とする医師が病理医です。
常勤病理医2名、非常勤病理医7名と臨床検査技師6名(細胞検査士6名)が業務を行っています。

組織診断

病変から採取された組織を、いくつかの工程を経てプレパラートを作製し、顕微鏡で観察し診断を行います。例えば内視鏡検査で、胃や大腸、肺などの一部の組織を採取したり、乳腺や皮下組織の一部を採取したりして病変が良性か悪性であるのかを調べます。手術材料では、良悪の診断や、悪性の場合は癌の進行の程度や十分に取り切れているか、リンパ節などへの転移の有無などを詳細に調べます。
病理医が行う「組織診断」は病気の最終診断(確定診断)となり、その結果は臨床医に伝えられ、治療方針に反映されます。

細胞診

尿・喀痰・胸腹水中の細胞や乳腺や甲状腺などの病変から細い注射針により吸引した細胞、子宮頚部・体部や気管支などからこすり取った細胞をスライドガラスに塗抹し標本を作製・鏡検し、良性・悪性や病変の推定診断を行う検査です。細胞診検体は、採取が比較的容易で体への負担が少なく繰り返し行うことが可能です。

術中迅速組織診断

手術中に提出された検体を凍結標本にして、15 分程度で病理医が顕微鏡で診断します。腫瘍の良悪性、切除断端の癌細胞の有無、リンパ節への転移の有無などを診断し、手術法の選択や切除範囲の決定に指針を与えます。

病理解剖

不幸にして病死された方をご遺族の承諾のもとに解剖させていただき、死因の究明、病態の把握、治療の質的評価、治療効果の判定などを行っています。摘出された臓器は、肉眼的・組織学的に詳細に観察し、最終的な診断書を作成しています。これにより、今後の治療に役立つ情報を得ることができ、医学の進歩への貢献に繋がります。

診療実績

2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
病理組織診断 6911 6698 6212 6387 5994 6075
術中迅速組織診断 276 283 286 298 309 334
細胞診 8864 9309 9266 9936 9552 10317
迅速細胞診 34 60 38 57 101 119
病理解剖 7 9 7 6 5 7

現在以下のような院内検討会を行っています。

  • ・消化器疾患カンファレンス(毎月第2火曜)
  • ・呼吸器カンファレンス(毎月第1月曜)
  • ・剖検症例検討会

医師紹介

野本 一博(のもと かずひろ)

病理診断科 診療部長

●専門分野●
病理診断一般

●資格●
日本病理学会認定 病理専門医
日本病理学会 病理専門医研修指導医
日本臨床細胞学会認定 細胞診専門医
死体解剖資格
医学博士

向 宗徳(むかい むねのり)

病理診断科 部長

●資格●
日本病理学会認定 病理専門医
日本病理学会 病理専門医研修指導医
日本臨床細胞学会認定 細胞診専門医
死体解剖資格
医学博士

施設認定

日本病理学会研修登録施設
日本臨床細胞学会認定施設

歯科口腔外科


診療科

当科では歯・歯周組織、口唇、舌前方3分の2、頬粘膜、上下歯槽、硬・軟口蓋、口腔底、上下顎骨、顎関節、顎下腺、舌下腺から生じた疾患を取り扱っております。親知らずの抜歯から顎関節症、嚢胞、外傷、顎変形症、良・悪性腫瘍までの幅広い疾患の診療を行っています。
健康な方の一般歯科診療は、信頼できる開業医の先生をご紹介させていただいております。
また、病院全体の周術期(手術、放射線、化学療法)の患者さんの口腔管理にも力を入れております。

概 要

埋伏歯の抜歯:病態や患者さんの要望に応じ、麻酔法を選択しています。

合併症をお持ちの患者さんの抜歯:各科と適切に連携し治療を行っています。可能な限り抗凝固療法継続のまま抜歯を行い、局所止血にて対応しています。必要に応じて、合併症予防に抗生剤の前投薬を行っています。

のう胞(顎骨・歯根):歯を可及的に温存するように心がけています。

舌痛症、舌炎、難治性口内炎、口腔粘膜疾患、口腔乾燥症:口腔刺激の除去、口腔環境の改善による早期の症状緩和を行っています。必用な場合は病理組織検査も積極的に行っています。

口腔がん・前がん病変:治癒がみられない口腔内の腫瘤、潰瘍、痛み、赤や白などの色調変化がある場合は、がん・前がん病変の可能性もあります。そのような場合、病理組織検査や画像検査を行い診断しています。口腔癌の治療は手術が中心ですが、各科と適切に連携し化学療法、放射線療法も行っております。切除が広範囲に及ぶ場合には、再建手術を行っております。

顎骨骨折:顎間固定を行い、咬合を回復しています。固定期間を短縮するためプレート(チタン、吸収性)固定を併用しています。

顎変形症:下顎だけでなく、必要に応じて上顎も骨切りすることで、無理なく良好な結果を得ています。

顎関節疾患:顎関節の痛みや開口障害に対し、 保存治療を行っています。あごが外れる脱臼に関しては、必要な場合のみ手術治療を行っています。

歯性感染に起因する重症感染症:抗菌薬の点滴投与、切開排膿で迅速な消炎を目指しています。気道の問題や全身疾患(糖尿病など)のコントロールが必要な場合、各科と連携し治療を行っています。

ほか、口腔ケア実践・指導、歯科インプラント治療など、地域病診連携をはかりながら地域医療に貢献できればと考えております。

実 績

(年度) 2017 2018 2019 2020 2021
外来患者数 8507 10256 11589 11757 11739
初診患者 1473 1472 1385 1442 1206
紹介患者 970 1125 1139 1113 1107
入院患者 303 222 216 217 218
全麻手術 84 94 96 98 94
局麻手術 540 600 650 600 630

 

2021年度の全麻手術の内訳は、埋伏歯33、顎骨のう胞25、口腔癌10、顎骨骨折8、
顎変形症5 などでした。

 

歯科口腔外科 学会活動・論文等

 

 

歯科医師紹介

 

2015yamashita-dr

山下 知巳(やました ともみ)
診療部長

●専門分野●
歯科口腔外科一般
口腔がんの診断・治療

●資格●
日本口腔外科学会認定専門医・指導医・代議員
日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)
日本口腔科学会認定医・指導医
岐阜大学非常勤講師
歯学博士(北海道大学)

吉野 浩史(よしの ひろし)
医員
一色 芽生(いっしき めぐみ)
医員

 

施設認定

日本口腔外科学会認定研修施設
歯科臨床研修施設
日本口腔科学会認定研修施設

麻酔科


診療科

富山県西部地方の基幹病院である当院では、脳神経や心大血管の手術から、一般的な手術に至るまで多岐にわたる手術が行われています。日本麻酔学会の麻酔指導病院の認定をうけた当院には、数名の麻酔専門医が在籍しており、その専門性を活かし全身麻酔、下半身の麻酔である硬膜外麻酔などによる手術麻酔を行っております。
手術前には、外来診察を行い全身状態を把握することで麻酔管理に役立てます。そのとき同時に麻酔に対する説明を行い、出来るだけ不安を少なくするよう努めております。
手術中は、心電図や麻酔の深さを測定する各種モニターを使用しながら安全第一で麻酔管理にあたっております。また大きな手術後や、術前から心臓、肺の合併症があるような場合には隣接した集中治療室に入室して戴き、引き続き全身管理を行い、主治医と共に治療に当たっております。

 

医師紹介

西塚 一男(にしづか かずお)
麻酔科 診療部長
手術・中材部長
集中治療病棟部長

●専門分野●
麻酔、救急

●資格●
日本麻酔科学会専門医
日本救急医学会専門医
麻酔科標榜医

山形 忠永(やまがた ただひさ)
麻酔科 診療部長待遇

●専門分野●
麻酔全般

●資格●
日本麻酔科学会 麻酔科専門医
麻酔科標榜医

田端 あや(たばた あや)
麻酔科 診療部長待遇

●資格●
日本外科学会 外科専門医
麻酔科標榜医

小池 康志(こいけ やすし)
麻酔科 診療部長待遇

●資格●
日本麻酔科学会 麻酔科専門医
日本麻酔科学会 麻酔科指導医
麻酔科標榜医
日本集中治療医学会集中治療専門医
日本周術期経食道心エコー認定医

加納 知沙(かのう ちさ)
麻酔科 医員
堀内 友貴(ほりうち ともき)
麻酔科 医員

●資格●
麻酔科標榜医
日本周術期経食道心エコー認定医

奥村 英(おくむら はな)
麻酔科 医員

施設認定

日本麻酔科学会 麻酔科認定病院

放射線治療科


診療科

日本では、現在2人に1人が癌に罹患し、3人に1人は癌で亡くなっており、癌の治療成績をどう向上させるかは日本の医療において現在重要な課題です。癌の治療法としては手術や抗がん剤治療と並んで放射線治療が主体ですが、現在の日本では、超高齢化社会を迎えた中での癌患者の増加という他の国では見られない癌罹患の特徴があり、身体に優しい放射線治療は癌治療として重要な役割を担うようになっています。また、国の政策としてもがん対策基本法において放射線治療の重要性が強調されています。当院においても、放射線治療を受けられる患者さんは着実に増加しています。

放射線治療科患者数

当科における放射線治療計画患者数

 

 

当院では平成26年4月に放射線治療科が新設され、診療科としての放射線治療が提供出来るようになりました。また、平成26年11月より新たにElekta Synergyという放射線治療機器(リニアック)と、Monaco5という放射線治療計画装置が導入され、最新の放射線治療設備により、高精度な放射線治療を開始しました。

 

2018hoshya-2当院の放射線治療機器(Elekta Synergy)

 

 

当科では、頭頸部癌、肺癌、肝癌、乳癌(乳房温存手術後及び乳房切除術後の放射線治療)、前立腺癌などに対する放射線治療、また、骨転移に対する疼痛緩和目的の治療などを行っています。中でも、肺癌や肝癌では呼吸性移動などに伴う腫瘍の動きがあります。これに対して、専用の装置を使用し呼吸をコントロールすることで、腫瘍の動きを出来る限り減らし目的の腫瘍にのみ放射線が照射されるような治療を行っています。さらに、新たに導入されたリニアックは、強度変調放射線治療(IMRT)にも対応しており、前立腺癌の治療では、前立腺の周囲に近接している直腸や膀胱への余分な照射を減らし、前立腺に対して線量を集中させることが可能となっております。

 

2018hoshya-3前立腺癌に対する放射線治療線量分布図

 

 

放射線治療というと日本ではややマイナスのイメージがありますが、その特徴はまさしく身体に優しく、ご高齢の患者さんでも問題なく施行できる治療であり、またその技術の著明な進歩により癌を治せる治療になっています。当院においても専門医による最先端の放射線治療を提供していることをご承知頂ければと思います。

放射線治療科スタッフ

 

がん温熱療法(ハイパーサーミア)

当院では、令和元年10月より高周波式ハイパーサーミア治療システムの『アスクーフ8』を導入しました。
このシステムは、高周波(ラジオ波)によって体内の内部を加温し、がん組織を壊死・縮小させるものです。

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【原理と特長】

がん細胞は熱に弱く、42.5℃以上になると死滅します。正常な組織は温められても血管が拡張することにより熱を放散して体温の上昇を抑えますが、がん組織は血管の収縮が弱く拡張することができないため、熱を放散することが出来なくなり、がん細胞だけが温められ死滅します。

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1 体に優しい治療

副作用が少なく、複数回施行でき、外来での治療が可能です。
正常細胞の免疫が活性化し、痛みの緩和や体力の回復などQOL(生活の質)が向上します。

 

2 適応範囲が広い

脳と眼以外のほとんどの部位・がん種、病巣の深さに適応できます。

 

3 他治療との併用

化学療法や放射線療法、手術、免疫療法との併用で、それぞれの治療効果の増強が得られます。

 

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高気圧酸素治療

当院の高気圧酸素治療は平成10年から開始され、豊富な経験を有しています。平成31年4月からは放射線治療科が担当することになり、装置もSECHRIST 3300HJへと更新されました。
ko-1癌細胞は低酸素環境になると、放射線治療や化学療法に抵抗性を示すことがあり、高気圧酸素治療を併用することで、癌の縮小効果を高めることが期待できます。上記のハイーアーサミアと併用することもあります。当院では放射線治療室と高気圧酸素治療室が緊密に連携を取ることで、高気圧酸素治療終了後30分以内の放射線治療を実現しています。
高気圧酸素治療は突発性難聴や末梢循環障害、一酸化炭素中毒など、放射線治療を併用する癌以外にも様々な疾患に適応があり、これらの患者さんに対する高気圧酸素治療も引き続き行っております。
なお、一部のご病気(自然気胸など)の既往がある患者さんはこの治療を受けられないことがあります。また、治療中の装置内は高気圧・高酸素濃度環境となり、通常の環境では発火しないものが発火し、火災・爆発事故につながるおそれがあります。持ち込み禁止の物品については高気圧酸素治療室の職員からご説明いたします。

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医師紹介

 

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髙仲 強(たかなか つよし)
診療部長
総合的がん診療センター長

●資格●
日本医学放射線学会放射線治療専門医
日本放射線腫瘍学会放射線治療専門医
日本医学放射線学会研修指導医
日本医学放射線腫瘍学会代議員
Best Doctors 2022-2023
ドクターオブドクターズネットワーク®
優秀専門臨床医™ 2019-2022
https://www.t-pec.co.jp/service-dd-yuushuusenmoni-html/

水畑 美優(みずはた みう)
医長
●資格●
日本医学放射線学科放射線治療専門医
日本医学放射線学会研修指導者

放射線科・IVR科


診療科

科の特色

当院の画像診断部門は画像診断部と放射線科から構成されています。画像診断部には30名の診療放射線技師と2名の受付事務員がいます。また放射線科には常勤の放射線科医(日本医学放射線学会画像診断専門医、日本IVR学会専門医)と非常勤放射線科医、看護師8名(内2名は血管撮影室専属)、受付事務員1名がいます。
画像診断部では画像撮影、画像処理の専門家である診療放射線技師が一般撮影装置やCT、MRI、核医学検査装置など様々な撮影装置を用いて検査部位や検査目的に応じた最適な画像情報を提供しています。
放射線科では常勤の放射線診断専門医と非常勤放射線科医師が撮影された様々な画像を専門知識に基づき読影し、詳細な報告書を作成しています。その他に多種のIVR(インターベンショナル・ラディオロジー;画像診断装置を利用して行う血管内手術やラジオ波焼灼術などの治療法)を行っています。
CT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴画像撮影装置)は現代の医療に欠かせない診断装置であり、非侵襲的に体内の情報を得ることができます。当院では64列のマルチスライスCT装置3台(内1台はdual energy type)、3T(テスラ)と1.5Tの高磁場MRI装置2台を設置しています。
マルチスライスCTでは比較的短時間で全身を調べることが出来るほか、局所をより精細に撮像し3次元画像で観察することが可能です。全身の血管系(頭部、頸部、心臓、大動脈、下肢など)の検査も可能です。MRIは撮像に多少時間を要するもののCTとはまた違った情報を得ることが可能で頭部や胸腹部に限らず四肢や関節など全身の様々な疾患について有用な情報を提供してくれます。また頭頸部動脈や骨盤下肢動脈撮影、胆道撮影など特殊検査も可能です。
IVRは画像診断装置を利用し様々な処置、治療を行う手技の事を云います。外傷による体内出血の止血治療や悪性腫瘍の治療、血管狭窄の拡張、動脈瘤の塞栓治療など血管系IVRや肝腫瘍のラジオ波焼灼術、胆道ドレナージ・ステント留置といった非血管系IVRなど多種のIVR治療を行っています。当院ではマルチスライスCTとDSA装置(デジタル血管撮影装置)を組み合わせたアンギオCT(IVR-CT)装置を導入していますが、この装置は血管撮影検査やIVR手技の際の放射線被曝を最小限に抑えることが可能であり、さらに従来の血管撮影にCT断層像を加えることでより詳細な評価と精密な治療が可能です。
核医学検査は、微量の放射性同位元素を用いた検査法で、心疾患、脳疾患、肺疾患や悪性腫瘍など多くの病気の情報を得る事が出来ます。CTやMRIと異なり脳や心筋の血流、機能の評価などいろいろな臓器の血流や機能、代謝などを評価出来ることが特徴の一つです。当院ではSPECT-CTを使用し核医学画像とCT断層像を融合したより精密な検査を実施しています。
放射線科では救急医療にも積極的に参加し緊急時や時間外の画像診断、IVRに対応しています。今後も地域医療にさらに役立つ部門として医療の質の向上に努めたいと思います。

 

医師紹介

 

北川 清秀(きたがわ きよひで)
特別顧問
放射線科 診療部長事務取扱

●専門分野●
画像診断
IVR

●資格●
放射線診断専門医
医学博士
富山大学医学部放射線科臨床教授

 

 

堀地 悌(ほりち やすし)
放射線科 診療部長

●専門分野●
画像診断

●資格●
放射線診断専門医
医学博士

絹谷 啓子(きぬや けいこ)
放射線科 診療部長待遇

●資格●
日本医学放射線学会研修指導者
放射線科専門医
放射線診断専門医
医学博士
核医学専門医
PET核医学認定医

 

野畠 浩司(のばた こうじ)
IVR科 診療部長

●専門分野●
画像診断
IVR

●資格●
放射線診断専門医
日本IVR学会専門医
医学博士

小坂 康夫(こさか やすお)
放射線科 医長

●資格●
放射線科専門医
日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本医学放射線学会研修指導者

出雲﨑 晃(いずもざき あきら)
放射線科 医長

●資格●
放射線診断専門医

本南 研人(もとみなみ けんと)
放射線科 医員

 

施設認定

放射線専門医修練機関(画像診断、IVR、核医学)

耳鼻咽喉科


診療科

耳鼻咽喉科(頭頸部外科)

わたくしたちは頭頸部がん(口やのどのがん)、甲状腺がんの治療や鼻・副鼻腔疾患の専門医療機関として努力いたします。
おかげさまで昨年は(2021年)の新規がん症例として(甲状腺がんを除く)初発26例 再発2例の治療をさせていただきました。内訳は耳下腺がん1例、上顎がん1例、喉頭がん11例(声門がん6例、声門上癌5例)、舌癌5例、中咽頭がん5例(側壁4例、前壁1例)、梨状陥凹5例でした。私たちと患者さんの信頼関係の証だと感謝しております。これからも地方の一病院ではありますが、地道に基本に忠実で心のこもった医療を提供することを心がけてゆきます。
また2021年甲状腺関連手術は甲状腺関連29例に行いました。うちわけは良性腺腫(4cmを超える)10例、甲状腺がん16例 (全摘6例 半切7例 その他3例(神経移植3例)、副甲状腺手術3例でした。
また鼻副鼻腔関連の内視鏡手術は72例に施行しました。全例にナビゲーションを使用し、術前にアレルギー関連の詳細な評価と画像診断(CTで3方向の評価)を行って慎重に手術適応を決定しています。多くの患者さんに安全で効果的な手術が提供できたことに喜びを感じています。

耳鼻咽喉科では、こんな治療がうけられます

・頭頚部癌治療では最新の化学療法がうけられます。
2019年12月末に免疫チェックポイント阻害薬(免疫を活性化してがんを治療するお薬)のキイトルーダが再発・転移頭頚部癌で使用できるようになりました。似たお薬のオプジーボはプラチナ系抗がん剤が効かない症例のみ使用可能でしたが適応がひろがりました。従来の治療にくらべて生存率が向上しており、今後期待できる治療法です。当院では豊富ながん化学療法の経験や人材を生かして安全にうけていただけるよう努力しております。従来の抗がん剤治療では効果が期待できなかったような例でも効果が認められ、抗がん治療の進歩を実感しております。

・鼻の内視鏡手術でナビゲーションシステムを全例に使用しています。 順調に多くの患者さんに安全な手術を提供させていただいております。navigation
鼻の副鼻腔手術(蓄膿症やアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎の手術)は、眼球や脳が近くにあって時に危険性が生じることがあります。当科では2016年2月からメドトロニク社製フュージョンシステムが本格稼働し、複数洞を開ける手術では全例に使用して安全性の向上に努めています。これは自動車のナビのように、どこを手術しているかモニター上に示す機械で、安全性が格段に向上します。消耗品の維持費も高価ですが、当科では安全性を最も重視して全例に使用しています。

 

 

・安心全安を追及して ―最新型神経モニター装置の使用-
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域では耳下腺腫瘍や甲状腺腫瘍のように顔面神経(顔の表情をつくる働き)や反回神経(喉の声帯を動かす)が腫瘍の切除の際に危険にさらされることがあります。そのような場合に神経の状態を確認する最新型モニター装置を常時使用しています。(NIMリスポンス3.0)。これまでも手術では神経を安全に保存してきましたが、より一層安全な手術をうけていただくことができます。
患者さんの安全性を考えて、バセドウ病でも全例で使用しています。

 

・キイトルーダ(ペンブロリズマブ)、オプジーボ(ニボルマブ)やアービタックス(セツキシマブ)など抗がん剤を臓器温存目的で頭頸部がんに安全に継続して使用しています また特に進行再発例では、免疫チェックポイント阻害薬(免疫治療薬)オプジーボやキイトルーダも使用して治療しています
頭頸部がん領域では、初めての分子標的治療薬であるアービタックス®の使用が2012年12月に認可されました。このお薬は上皮成長因子受容体(EGFR)を標的にして、それに結合して細胞が増殖する仕組みが働かなくする作用があります。
また免疫系を活性化して進行がんを治療する、オプジーボも進行した頭頚部がんで治療可能となります。2019年12月にはキイトルーダも使用可能になりました。高価なお薬で免疫が活性化することによる副作用もありますが、劇的な効果を示す場合もあり適応のある症例には腫瘍内科と協力して積極的に使用いたします。

 

・顔面麻痺の起こらない耳下腺腫瘍手術(唾液腺腫瘍のスライドへ)
当科で過去6年間の手術例では78%で術後翌日からまったく顔面神経麻痺をおこしませんでした。また軽い麻痺がおこっても、全例でほぼ完全に回復していました。このように当科では難しいと言われる耳下腺腫瘍の手術を安全にうけていただくことができます。

 

・取り扱う疾患と科の特色
当科の最大の特徴は、耳鼻咽喉科の病気全般について積極的に取り組んでいることです。高度な治療技術が要求される難聴や悪性腫瘍(頭頸部がん)について、充分な知識と経験を持った医師が責任を持って診療にあたっています。また当院では十分な治療ができないときは、高次医療機関を紹介いたします。
基本的に手術が最適な治療である場合はまずそれをお勧めしますが、最近では保存的な薬物治療など他の治療をうまく組み合わせて最善の結果がでるように努力いたしております。最近の手術実績は以下のとおりです。

2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
全身麻酔手術 189 145 150 181 216
局所麻酔手術 18 23 12 16 20
207 168 162 197 236
分野別手術数
耳科疾患 12 8 11 3 6
鼻・副鼻腔疾患 44 29 28 49 74
口腔咽頭疾患 24 23 29 24 34
喉頭疾患 29 24 13 17 21
頸部良性疾患 53 49 41 61 56
頭頸部悪性腫瘍 45 35 40 43 45
207 168 162 197 236
主要術式別手術数
副鼻腔内視鏡手術 42 26 25 50 72
扁桃摘出術 22 23 29 23 33
喉頭微細手術 29 24 14 17 20
耳下腺腫瘍摘出術 11 15 10 14 15
頭頸部悪性腫瘍手術
(うち甲状腺)
45
(35)
34
(22)
40
(30)
43
(35)
45
(32)

・耳の疾患
慢性中耳炎
当科では耳の手術は簡単な鼓膜形成術のみ行います。複雑な真珠腫性中耳炎は近隣の大学病院や、専門医療機関に紹介いたします。

・突発性難聴
通常、片方の耳が突然聞こえにくくなる病気です。原因については血行障害説やウイルス説などありますが、はっきりとわからない場合が多いとされています。当科では標準的なステロイド治療をおこなっています。高気圧酸素療法は新規装置で再稼働中です。

・顔面神経麻痺
顔面神経は耳の骨の中を通るので耳鼻科の病気と関連が多く、以前から耳鼻科で多く治療されています。ガイドラインにそって標準的な治療を行います。

・鼻の疾患
慢性副鼻腔ではまず薬物治療による保存的治療を優先して、治らない場合に手術をおすすめしています。宮川医師はこの領域で経験が豊富です。2020年には50例で手術をおこないました。全身麻酔での副鼻腔内視鏡手術はまったく痛みがなく快適に手術を受けていただけます。両側の手術でも1時間余りで入院期間は4泊5日ほどです。
アレルギー性鼻炎ではガイドラインに沿った標準的な薬物治療を中心におこなっております。スギ花粉症やハウスダストによるアレルギー性鼻炎では経口減感作療法(口に目薬のように滴下して体をならす)が可能です。スギ花粉症はシーズン中は治療開始できないのでシーズン2-3か月前に受診をお願いします。また最近ではアレルギーの症状を引き起こすIgE抗体を治療する抗IgE抗体薬(ゾレア®、一般名オマリズマブ)が使用可能になりました。難治性のスギ花粉症で従来のお薬では症状がとれないかたには朗報です。ぜひご相談ください。

鼻症状でお困りの患者さんへ

 

・ 咽頭の疾患
疲れるとすぐに扁桃(俗に扁桃腺)が腫れて、高い熱の出る場合扁桃を手術でとると、高い発熱なくなり快適な生活をおくれるようになります。また最近ではIg A腎症など腎臓の病気や病巣感染症(掌蹠膿疱症など)を改善する効果があることも知られています。

・喉頭の疾患
当科では声帯ポリープは、まず保存的な治療や発声指導(言語聴覚士による)をうけていただいて改善のない場合に手術を考慮します。最近では外来での入院しない内視鏡下ポリープ切除術も積極的におこなっています。

・頸部良性疾患
当科では頸部にできる良性腫瘍や嚢胞は傷がめだたぬように形成外科的な技術を利用して、将来的に傷跡がほとんど目立たないように配慮して手術しております。

・頭頸部がんと甲状腺がん(頭頸部患者さん2021)
のどや口の周辺(頭蓋底から鎖骨のあいだ)にできるがんを頭頸部がんといいます。当科ではこの領域に経験の深い西村医師が中心となって治療にあたっています。
最近では放射線や抗がん剤をくみあわせた治療が主流ですが根治手術も状況に応じて積極的に行っています。

当科では治療開始時から、治療に伴う苦痛を取り除く緩和ケアも同時に開始しています。エビデンスにもとづいた安心、確実ながん医療を提供いたします。また経過がおもわしくなく再発した場合でも、外来での抗がん剤治療や緩和医療を最期まで提供しつづけます。

最近では甲状腺がん、腫瘍の症例も増加し(2014-2019年で220例、内訳・がん145例、バセドウ病10例、良性腫瘍65例)、神経や副甲状腺機能温存に注意を払って手術しています。また金沢大学核医学診療科や高岡市民病院甲状腺・核医学科と緊密に連携して治療をおこなっています。(ホームページ甲状腺2021)
また最近の実績はこちらです。(甲状腺がん2018-2020まとめ)

 

 

医師紹介

西村 俊郎(にしむら としろう)
副院長
診療部長

●専門分野●
頭頸部がん診療
化学療法
再建手術
緩和ケア

●資格●
医学博士
日本耳鼻咽喉科学会専門医(耳鼻咽喉科専門研修指導医)
日本気管食道科学会専門医
頭頸部がん専門医
がん治療認定医
TeamSTEPPSマスタートレーナー
厚労省オンライン診療研修修了
臨床倫理認定士(日本臨床倫理学会)
医療クオリティマネジャー(日本医療機能評価機構)
1986年金沢大卒、1992年金沢大助手、
1995年米国ジョージタウン大学留学、
1997年金沢大講師、
2006年から厚生連高岡病院に勤務
2018年から副院長(医療安全担当)兼務

宮川 祐介(みやかわ ゆうすけ)
診療部長待遇

●専門分野●
鼻副鼻腔疾患の手術
頭頚部手術

●資格●
日本耳鼻咽喉科学会専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医

山内 静(やまうち しずか)
医員

●専門分野●
耳鼻咽喉科全般

●資格●
耳鼻咽喉科医師(日本耳鼻咽喉科学会)

 

施設認定

日本耳鼻咽喉科学会認定研修施設
日本気管食道科学会認定研修施設

(2022年4月改訂)

眼科


診療科

当科では白内障、網膜硝子体疾患、緑内障をはじめとする眼疾患全般に対する診療を行っております。午前外来診療では予約のある患者さんと紹介状をお持ちの方を優先に診療しておりますが、予約外受診の方や初診の方も必ず診療させていただきます。木曜日以外の平日午前中は常勤医が外来診療を行い、木曜日は金沢大学からの派遣医師の1名体制で外来診療を行っています。
当科では特に手術加療に力を入れており、月曜午後、火曜午後、木曜午後を手術にあて、手術を必要とする患者さんになるべく早く手術を受けていただけるよう体制を整えております。手術件数も年々増加しており、年間900-1000件の手術を行っています。眼科クリニックから手術の必要な患者さんをご紹介いただくことも多く、手術後にはまた紹介元へ通院して頂けるようスムーズな連携を心がけております。
地域の皆様に適切な診療を提供できるよう、スタッフ一同日々努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

医師紹介

阪口 仁一(さかぐち きみかず)
眼科 医長

●資格●
日本眼科学会専門医
医学博士

満保 芳美(まんぼ よしみ)
眼科 医長

●資格●
日本眼科学会専門医
医学博士

和田 崇宏(わだ たかひろ)
眼科 医員
杉山和久 <非常勤講師>

金沢大学眼科教授
専門:緑内障

東出朋巳 <非常勤講師>

金沢大学眼科准教授(臨床教授)
専門:緑内障、網膜硝子体疾患

 

白内障について

白内障は眼の中でレンズの役割をしている水晶体が、加齢とともに濁って視力に影響が出る疾患です。程度は様々ですが、日常生活に支障を来す前に手術を受けられることをお勧めしております。
当科での手術は片眼1泊2日で行っておりますが、両眼の手術が必要な場合は3泊4日の入院で両眼とも手術することも可能です。眼内に人工のレンズを入れますが、そのレンズも単焦点レンズと多焦点レンズの2種類があります。通常の保険診療で使用できるレンズは単焦点レンズで、ピントが一つのところに合うレンズです。それ以外のところにピントを合わせるには眼鏡が必要になります。一方、多焦点レンズとは、さまざまなところにピントの合うレンズです。眼鏡やコンタクトに遠近両用があるように、多焦点レンズを用いると様々なところにピントが合うので、老眼年齢でも眼鏡の使用頻度を減らした日常生活を送ることが可能になります。しかし、通常の保険診療より高額になります。

 

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多焦点眼内レンズの治療費について

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は、2020年4月より選定医療の適応となりました。多焦点眼内レンズを用いた白内障手術をご希望の患者さんには、通常の保険診療で白内障手術にかかる費用に上乗せして、多焦点眼内レンズの費用をご負担いただきます。どのくらい手元まで見えるかによって値段が異なります。
・1m~70cm程度まで見えるタイプ:乱視のない場合は146,300円/片眼、乱視のある場合は194,700円/片眼)
・70cm~50cm程度まで見えるタイプ:乱視のない場合は224,300円/片眼、乱視のある場合は268,510円/片眼)

 

網膜硝子体疾患について

目はよくカメラに例えられる臓器ですが、そこでフイルムの役割をしているのが網膜です。網膜硝子体疾患と言っても、手術で改善できる疾患や眼に注射をすることで改善が期待できる疾患、レーザー治療が必要となる疾患など様々です。しっかり検査を行った後に、それぞれに適した治療をご提案させて頂きます。

 

緑内障について

緑内障は視神経が徐々に萎縮して視野が狭窄する疾患です。狭窄した視野を改善させることはできません。初期には自覚症状がないため、検診などで早期発見し、早期に治療を開始することが重要です。眼圧を下げることで視野狭窄の進行を緩やかにすることが治療の目標で、主な治療は点眼薬の継続ですが、それでも眼圧コントロールが不十分な患者さんには手術加療が必要になることもあります。

産婦人科


診療科

水曜午後の妊婦検診を始めます

2020年3月11日より、毎週水曜午後に妊婦検診を始めます。
診療時間:14時~16時
担当医:福田医師・丸山医師

問診チェック

下記の項目が簡単にチェックできます。お試し下さい。

特色

産婦人科では常に心のこもった最新の医療を提供することを目指しています。

1.周産期

当院は県内でも有数のNICU(未熟児専門の医療設備、スタッフ)を備え、また各科との連係を密にあらゆる合併症の妊婦さんの治療を行っています。夫立ち会い分娩も可能です。

分娩は自然分娩を基本としています。

外来妊婦検診では、最新のカラードプラー超音波検査(胎児の血流測定が可能)を行い、胎児の状態を迅速に診断可能です。

ご希望の方には助産師外来(助産師による外来診療)での健診も行っております。

2.不妊症

一般不妊治療を行っています。
ART(生殖補助医療)は現在休止中です。必要な場合は専門治療機関へ紹介いたします。

3.婦人科疾患

全ての情報を提供し、理解していただいて(インフォームドコンセント)、治療法の選択を行っています。

4.手術

肉体的に負担の少ない手術を目指しています。

  1. (1)膣式での子宮摘出術や子宮脱、尿失禁の手術
  2. (2)腹腔鏡での手術(お腹に3~10ミリ程度の傷を2・3箇所つけて、子宮筋腫、卵巣腫瘍などを摘出)
  3. (3)子宮鏡での手術(膣から子宮の中にカメラを入れて、子宮を残したまま筋腫を切除など)を積極的に行っています。
5.悪性疾患

患者さんのQOL(生活の質)を大切にし、最新の医学情報を基に集学的治療を行っています。

年間症例数
手術総数 子宮全摘術
(腹式・膣式)
婦人科腹腔鏡下手術 卵巣悪性腫瘍手術 子宮悪性腫瘍手術
(リンパ節郭清術を伴う)
子宮鏡手術(TCR) 体外受精
2004 353 71 38 7 9 32 20
2005 325 77 45 7 8 24 19
2006 366 75 49 8 4 25
2007 386 67 39 7 9 20
2008 356 68 34 7 5 19
2009 344 82 32 9 6 16
2010 334 73 34 10 2 19
2011 377 89 34 3 8 16
2012 377 87 39 10 10 16
2013 338 64 29 13 12 13
2014 401 70 23 16 11 14
2015 358 81 22 8 9 20
2016 363 68 28 13 17 18
年間症例数
帝王切開術 総分娩数
2004 92 460
2005 92 398
2006 112 410
2007 134 445
2008 118 465
2009 112 482
2010 128 413
2011 116 410
2012 115 406
2013 113 414
2014 137 474
2015 108 482
2016 129 460

医師紹介

中川 俊信(なかがわ としのぶ)

副院長
産婦人科 診療部長
訪問看護ステーション副所長
臨床工学部長
地域医療連携室室長

●資格
日本産科婦人科学会認定専門医
日本産科婦人科学会認定指導医
母体保護法指定医

前 喜代子(まえ きよこ)

産婦人科 診療部長待遇

●資格●
日本産科婦人科学会認定専門医

米澤 理可(よねざわ りか)

産婦人科 診療部長待遇

●資格●
医学博士
日本産科婦人科学会認定専門医
日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医
日本東洋医学会 漢方専門医

福田 香織(ふくた かおり)

産婦人科 診療部長待遇

●資格●
日本産科婦人科学会認定専門医
日本産科婦人科学会認定指導医
日本周産期・新生児医学会
周産期専門医(母体・胎児)
母体保護法指定医
日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医
日本周産期・新生児医学会
周産期専門医制度周産期専門医
(母体・胎児)の暫定代表指導医
一般社団法人日本思春期学会 性教育認定講師

丸山 恵利子(まるやま えりこ)

産婦人科 医長

●資格●
日本産科婦人科学会認定専門医

津田 竜広(つだ たつひろ)

産婦人科 医長

●資格●
日本産科婦人科学会認定専門医
母体保護法指定医

小川 奈緒(おがわ なお)

産婦人科 医員

川原 領一(かわはら りょういち)

産婦人科 顧問

●資格●
日本産科婦人科学会認定専門医
母体保護法指定医

施設認定

日本産科婦人科学会専門医制度専門研修連携施設
日本母体保護法指定病院
日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設

泌尿器科


診療科

泌尿器科では、以下にあげる疾患を主な対象にしています。
■尿路系(腎臓・尿管・膀胱・尿道など)および男性生殖器系(前立腺、陰茎、陰嚢内臓器)のがん、腫瘍、結石、感染症、外傷
■排尿機能異常に関す諸問題(頻尿・尿失禁・排尿困難など)
■副腎腫瘍を含む後腹膜腔の腫瘍性疾患

富山県西部地区の基幹病院として、また金沢大学の関連基幹病院として、先端医療を取り入れながら患者さんの希望・生活の質を重視した診療を心がけています。

 

【病例数・治療成績】
手術療法を中心とした治療を多数行っています。
年間新患患者数1800例、入院患者数900例(泌尿器科入院病床15床)、手術件数は年間約500件です。

 

【特色】
近年鏡視下手術の割合が顕著に増加しており、精細な手術を提供しております。さらに2019年からダビンチサージカルシステム(ロボット手術)を導入し、前立腺がん、腎がんの手術を多数例で経験し難易度の高い手術の安全な実施に努め、良好な成績を治めています。
ホルミウムレーザー機器を2台有しており多症例の泌尿器内視鏡手術(尿路結石、前立腺肥大手術)を行っています。

 

【各疾患の治療方針】

・前立腺がん

・前立腺肥大症

・尿路結石症

・腎がん、膀胱がん,腎盂がん,尿管がん

・女性泌尿器科疾患、小児泌尿器科疾患

 

【主におこなっている手術】

■ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術 ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術
■ 腹腔鏡下腎摘除術 腹腔鏡下副腎摘除術 腹腔鏡下腎尿管全摘除術
■ホルミウムレーザー前立腺核出術:HoLEP 経尿道的前立腺切除術:TUR-P
■尿路結石の手術:f-TUL、r-TUL、PNL、ECIRS、ESWL
■経尿道的膀胱腫瘍切除術:TUR-Bt
■膀胱全摘除術、尿路変更術(回腸利用新膀胱、回腸導管など)
■ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘除術 (2020年導入)

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 合計
ホルミウムレーザー前立腺核手術
(HoLEP)
22 95 109 131 120 477
経尿道的前立腺切除術(TUR-P) 69 39 37 58 67 270
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt) 73 47 54 48 58 280
経尿道的腎尿管砕石術(TUL) 31 51 65 69 57 273
経皮的腎尿管砕石術(PNL) 7 3 11 13 15 49
膀胱全摘除術
(そのうち新膀胱)
8
(0)
6
(1)
4
(1)
6
(0)
8
(0)
32
(2)
腎癌 腎摘除術
(そのうち腹腔鏡手術)
11
(7)
15
(9)
6
(1)
10
(9)
15
(10)
57
(36)
腎癌 腎温存手術
(そのうち腹腔鏡手術)
7
(0)
5
(0)
7
(3)
8
(3)
1
(0)
28
(6)
腎尿管全摘除術
(そのうち腹腔鏡手術)
10
(6)
6
(5)
13
(8)
8
(7)
13
(13)
50
(39)
精巣腫瘍の高位除睾術 0 4 1 0 3 8

 

 【症例登録事業について】

当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)におけるデータベース事業に参加しており、手術・治療に関する情報の登録を行っております。この事業を通じて、患者さんにより最善・適切な医療を提供するための取り組みを支援する事が可能となります。
登録情報の管理は厳重に管理し、関連法令や取り決めを遵守し行っております。
NCD事業への参加に関してご質問がある場合は当科のスタッフにお伝えください。

また詳細につきましては、一般社団法人National Clinical Database(NCD)ホームページ をご覧ください。

 

 

 

医師紹介

四柳 智嗣(よつやなぎ さとし)
診療部長

●資格●
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医
Da Vinci certificate 取得

町岡 一顕(まちおか かずあき)
診療部長待遇

●資格●
日本泌尿器科学会専門医・指導医
医学博士

稲葉 貴宏(いなば たかひろ)
医員
山本 篤(やまもと あつし)
医員

 

 

施設認定

泌尿器科専門医教育施設

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