国から「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」の指定を受けました

当院は令和4年3月24日付で、厚生労働省から、地域がん診療連携拠点病院(高度型)の指定を受けました。指定期間は1年間です。
高度型の指定は、富山県内では、富山大学附属病院に次いで、2か所目となります。北陸三県においても同院と当院の2施設のみが指定されており、石川県・福井県には指定はありません。厚生労働省によりますと、令和4年4月1日時点で、全国に指定されているがん診療連携拠点病院は408施設、そのうち、今回当院が指定を受けた「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」は55施設とされています。
高度型の指定にあたっては、地域がん診療連携拠点病院の必須要件を満たすとともに、「望ましい」とされる要件を複数充足し、医療圏内で診療実績が最も優れていること、緩和ケアセンターに準じた緩和ケア提供体制を有すること、相談支援業務の強化が図られていること、医療安全管理体制が確立していること、などの要件を満たす必要があります。
高度型の指定を受け、病院といたしましては、今後、ますますがん診療体制の充実を図り、高度型指定を維持し、高岡医療圏のみならず富山県西部地域のがん診療拠点として、がん患者さん・ご家族に頼りにしていただけるよう、邁進して参る所存です。
まずは、4月1日からのPET-CT院内検査の開始や地域医療情報ネットワーク「れんけいネット」の有効活用により、県西部地域におけるがん診療連携体制のさらなる充実を目指していきたいと考えております。