IVR-CT装置を導入しました

インターベンショナルラジオロジー(IVR)とは、画像診断装置を用いて針を刺したり、カテーテルを入れたりして低侵襲の診断や治療を行うことです。具体的には、血管造影検査、血管塞栓術、血管拡張術、ステント留置、生検やドレナージなど多岐にわたりますが、この際に使用する血管造影装置とCTが一体となったものがIVR-CT装置です。
当院では以前より血管造影装置と6列マルチスライスCTを組み合わせたIVR-CT装置を使用して、頭部、胸腹部や末梢血管の診断や治療を行っていました。より精度が高く安全なIVRを行うために、平成28年4月にフラットパネル血管造影装置と64列マルチスライスCTを組み合わせた最新機器を導入しました。従来の装置と比較して、血管造影では広い視野と歪の少ない鮮明な画像が得られ、CTでは短時間で精密な撮影が可能となりました。また、息止め時間の短縮、放射線被曝や造影剤使用量の低減など、安全で患者様のご負担をより少なく検査や治療を行うことが可能となっています。
シーメンス社製
Artis zee TA(フラットパネル血管造影装置)
SOMATOM Definition AS(64列マルチスライスCT)