厚生連高岡病院に入院センターが開設されました

入院前のもやもやとした不安や手続きの煩わしさ。
「そんな気持ちを少しでも楽にして、スムーズに当院にお迎えしたい—–」
そんな看護師たちの想いから、平成28年4月1日、中央診療棟2階の中央部に新しく入院センターがオープンしました。
センターには看護師、薬剤師、事務職員など各分野の専門職員がおりますので、入院に際しての手続きや相談を一か所で行うことが可能となりました。
具体的な業務内容は以下の通りです。
①入院案内 | 入院にあたっての説明、病室の説明・希望の聞き取り、入院前のオリエンテーションなど入院生活を送るための準備を支援します。 |
②入院相談 | 入院前に患者さんの疑問や不安を解消できるように、入院にかかる様々な相談に応じます。 |
③持参薬確認 | 薬剤師が入院前の内服薬を確認し、主治医や病棟看護師と情報を共有する業務です。 |
特に持参薬確認はこのセンターの目玉となる業務です。
手術や出血を伴う検査を受けられる際、出血を最小限に抑えるため事前に中止しておかなければならない薬が何種類かあります。これまでは、各診療科の担当医師や外来看護師がチェックしておりましたが、すべての内服薬を正確に調べ上げることは困難でした。センター開設後は、この業務が薬のプロである薬剤師により確実かつ正確に行われるものと期待しております。患者さんにおかれましても、このようなお薬を飲んでおられる場合には、自ら申告していただけますと大変ありがたいです。
皆様方が、「この入院センター、いいね!」と思っていただけるようであれば、退院時の支援を兼ね備えた「入退院センター」へと発展していきたいと考えております。現時点では残念ながらすべての入院患者さんに利用していただくには至っておりません。どうか、生まれたてのセンターを皆様方のお力で大きく育ててやってください。今後とも、ご指導ご協力の程、お願いいたします。
入院センター長 鳥畠康充