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厚生連高岡病院

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新着情報 厚生連高岡病院からのお知らせ

北陸診療情報管理研究会 開催報告


第32回北陸診療情報管理研究会・第15回診療情報管理実務研修会が11月14日(土)に開催されました。本研究会では診療情報管理士を中心として、医師、看護師、コメディカル、事務員、医療情報部、システムエンジニアの方々が参加し、診療録(カルテ)、病名のコード化業務(ICD10)、がん登録、DPC請求等についての管理や改善について討議されます。今回は当院が主催病院となり、高岡市生涯学習センター(ウイングウイング)にて開催されました。今回のメインテーマは『電子カルテの導入・更新』でした。
    

 

午前の部では第15回診療情報管理実務研修会として、当院の血液内科 経田克則先生から「血液のがん」と題して御講演を頂きました。白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などについて、疾患ごとに進行ステージ別に治療法が異なることをわかりやすく説明して頂きました。がん登録、DPC請求業務を行う上で、非常に貴重な講演でした。
午後の部、第32回北陸診療情報管理研究会では特別講演として、「電子カルテ導入・更新に伴う諸問題」と題して東芝住電情報システムズ(株)の谷沢洋一氏に御講演を賜りました。前半では電子カルテ導入に関するメリット(院内情報共有化、データを1つに集約化、カルテ庫が不要etc)、導入作業(病院、開発ベンダ)の流れ、既存紙カルテ(紙カルテ、文書等)の扱いの検討、他に導入に伴い院内運用が変わることがあることを説明されました。後半では電子カルテ更新に関するお話があり、大きな問題としてデータ移行時間中は電子カルテが使用できないことが指摘されました。開発ベンダーとしては更新に要する時間は0時間を目指しているが現在は不可能であるとの説明でした。ちなみに、当院で電子カルテ更新に要する時間は想定48時間程度(by富士通)が見込まれています。
次にシンポジウムが開催されました。テーマは「電子カルテ導入・更新に向けての対策」で富山、石川、福井県から代表4名のシンポジストの発表がありました。
まずA病院からは紙カルテから電子カルテ移行に伴う御苦労が報告されました。電子カルテ移行に関わる専従職員がわずか1名であり、ベンダー側主導で検討グループが編成されたが、必要事項を決定していく過程で有効な提案や助言が乏しく、また検討グループの情報が他のグループに十分伝わらず混乱が見られた。ベンダー側だけでなく病院側も複数の専従職員を配置して開発全体を管理することが可能であったら運用面でも混乱も少しは避けられたのではないかと反省点を述べられた。
B病院からは「電子カルテ停止時に備えたシミュレーションで電カル移行に対応」と題して、電子カルテ更新中の2日半の間、二次救急日の対応を中心に、複写式の救急部短期カルテ、受診の際の患者登録一覧の代用救急部日報、検査依頼伝票など日頃使用しない紙ベース類の使用、これら紙伝票の取扱い、紙伝票を初めて記入する医師の対応等々を説明されました。当院においても近年中に予定されていることであり、その時間帯をどのようにするかが課題になります。
次に、C病院より「電子カルテシステムの更新について」と題して報告がありました。C病院では2008年10月に電子カルテの更新を行ったが、5年毎の全面更新にはあまりにも多額費用や、医師・看護師に負担を強いることになるため、ベンダー側と協議の上電子カルテのプログラム更新は極力行わずにハードのみの更新を行った。昨今の厳しい医療情勢から考えると医療側もベンダー側に逆提案をするスキルを持つことが重要であると話されました。
D病院より、「みなし一病院を目指しての電子カルテの統合」と題し、市町村合併後の市内医療機関をみなし一病院として運営を図るため電子カルテの統合を行った経緯について話されました。診療情報システムの統合・一元管理の利点は、①情報共有による診療の質や安全性の向上、②重複検査の減少、③患者ID統一や共通診察券による利便性向上、④一元管理による管理コスト低減化、⑤バックアップサーバ持合いによる災害対策であると報告されました。これは全国的にも珍しいケースだと思います。
最後のディスカッションでは、座長からの「電子カルテ更新が必要となる期間は何年でしょうか?」と質問に対して、シンポジストからは「おおむね5年」と回答された。座長より「当院の電子カルテ更新には、およそ10億円が見込まれる。この金額を5年で償却することになるが、全国を見渡しても余力のある(5年で償却できるような)病院は数少ないのではないでしょうか。経営的にも新たな医療崩壊の懸念がある」との発言がありました。「日時未定の異常時指示の運用はいかがですか?」との質問に対しては、当院と同じ運用(予め生活異常時指示オーダ)を行っている病院が多く、医療現場と電子カルテシステムのバランスを考えた結果、このような運用になったと考えられました。
当日は天候が不順にも関わらず、148名(富山76名、石川49名、福井22名、北陸以外1名)の参加がありました。当院では電子カルテを導入して6年目を迎えていて、更新が必要な時期となっています。タイムリーで有意義な研究会を開催できたことを関係各位の皆様方に御礼申し上げます。
    

「がん化学療法チーム養成ワークショップ」を開催しました


2009年8月28日29日両日、当院において県内のがん化学療法に携わる病院の医師、薬剤師、看護師の3職種をチームとした研修会を9病院から参加していただき開催しました。
28日は、総合的がん診療センターの柴田和彦医師、高瀬美咲枝がん専門薬剤師、髙橋美由喜がん化学療法認定看護師がそれぞれの立場から「化学療法の実践とマネージメント」をテーマに講演を行いました。29日は終日グループワークを行いディスカッションし、県内のがん治療のレベル向上を目指しました。
研修会の開催に当たっては、院外から富山大学附属病院の小川浩平助教、高木昭佳がん薬物療法認定薬剤師、竹本朋代がん化学療法認定看護師の方々にもご協力をいただきました。

 

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この研修会では来年度以降も今回の経験を生かしながら継続して行っていく予定です。今後ともがん診療連携拠点病院として引き続き努力していきたいと考えています。

総合的がん診療センター一同

 

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超高速マルチスライスCT導入  


1.最新鋭マルチスライスCTの導入

当院では、この度、米国ゼネラルエレクトリック製 超高速マルチスライスCT(LightSpeed VCT VISION)を導入いたしました(平成21年10月初旬に稼働)。
この装置は、医療機器開発の進歩と共に、従来行われていた全身領域のCT診断のみならず、心臓領域においても描出が可能となり。ますます診断応用範囲が広がります。
この最新技術が搭載されたCTだと、高速撮影による高精細CT血管撮影、脳こうそくの早期診断、また血管内治療による治療後の経過診断や、全身領域の腫瘍の鑑別・拡がり程度などの診断レベル向上のみならず、検査、治療の向上へも大きく貢献することが期待できます。患者さんと診療科に新しい診断の切り口と一段と高い効率性をご提供できる最新鋭CT装置です。

 

 

 

2.導入装置の特長

1) 循環器領域において最新の診断撮影法の搭載

従来、循環器領域(心臓)のCT撮影は、多くのX線ビームを必要とし、また心拍により動いている臓器を撮影する技術に乏しく、うまくいきませんでした。
しかし、画期的な技術進歩により、脈波にあわせた撮影ができ、且つ撮影時間の短縮化により、5心拍(約5秒)での心臓撮影、精細な画像を得ることが可能となり、患者さんへの被曝も、これまでのCTと比較して画期的に低減可能となりました。
全身領域における高画質化ならびに被ばくの低減を実現し、救急患者さんはじめ放射線科、脳外科、内科・循環器科など、あらゆる診療科の検査に幅広く応えることができるようになりました。

 

2) 全身領域で高速で広範囲の撮影が可能

じっとしていることが困難な小児や救急、呼吸不全などの患者さんでは、体の動きの影響を受けて診断不十分なCT画像となっていましが、従来不可能であった撮影テーブルの加速・減速時のデータ収集を可能とすることで、最大312.5mmの広範囲において500スライス相当の撮影が可能となりました。
また、従来のCTでは、息をとめて撮影するケースには、15~20秒も止めなければなりませんでしたが、この新CTでは、広範囲の超高速撮影ができます。例えば肺の検査では2秒の息止め、肺から骨盤までは5-7秒程度の簡単な息止めで撮が終わりますので、楽に検査をお受けいただけます。

 

3)低被曝かつ、高画質で全身領域の撮影が可能

従来は、詳細で正確な画質を取ろうとすると、X線被曝が多くなる欠点がありました。 
しかし、この度導入した最新のCTでは、新開発の画像作成技術(ASIR)で、これに対応し、低被ばくと高画質を両立させることが可能となり、高分解能な画像のご提供が可能となります。
また、CT撮影を行う際、3次元的に電流を自動調節する機能が搭載されていますので、無用なX線ビームにあたることなく、安心して検査をお受けいただけます。

 

 

乳腺の超音波検査


放射線科  高田治美
(医局研究会H21.6.16)
 
いま、日本女性が最もかかりやすい癌が乳癌です。大腸癌、胃癌などの他の癌と比べた乳癌の特徴として、若年者の発症が多く、乳癌で死亡した患者の約半数が30代~50代であることが挙げられます。ただし、早期(2cm以下の腫瘤でリンパ節転移がない)でみつかった場合での10年生存率は90%であり、早期発見であれば治癒も可能であり、決して怖い病期ではありません。早期発見のための検診が大切です。
乳腺疾患のスクリーニングとしては視触診、マンモグラフィー、超音波検査が行われます。ほとんどの乳癌はこれらの検査で発見されます。乳癌が強く疑われる場合には吸引細胞診や針生検による組織診が行われ、確定診断が可能です。
乳腺超音波検査は被ばくがなく、とくに乳腺組織の豊富な若年者でも腫瘤検出が可能といった長所があります。腫瘤の形態学的な特徴を知ることができ、嚢胞や線維腺腫といった良性疾患、乳癌などの悪性疾患の鑑別に有用です。ただし、石灰化はマンモグラフィーほど描出できないという短所もあるので、総合的に判断する必要があります。
当院外科では月曜と木曜の週2回、「女性外来」を開設しており、女性医師(尾山医師)が診察しています。マンモグラフィーは資格を持った女性放射線技師が、超音波検査は私が担当しています。スタッフも女性なので、恥ずかしがらずに受診してください。

 

厚生連高岡病院NST(栄養サポートチーム)からのお知らせ


NST  Q & A

Q:NSTってなんですか?
A:NSTとは、栄養サポートチーム(Nutrition Support Team)の頭文字をとった略語です。栄養管理に詳しい医師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、看護師などが集まり、入院患者さんや外来患者さんの栄養状態を良好に保つことを目的として活動する医療チームです。

 

Q:病気を治すのに栄養が必要なのですか?
A:もちろんです。弱った内臓が回復したり、けがが治ったりするのには栄養が必要です。壊れたところを直すのには材料が必要なのです。薬や手術による病気の治療に気をとられて体が極端に弱ってしまっては大変ですね。糖尿病や腎臓病のように糖質の制限や蛋白質の制限が必要な病気の治療でも、栄養学的に気を配れば体力の低下を最小限にすることができます。スポーツの世界ではトレーナーや管理栄養士などがチームを組み、オリンピックでメダルを狙える有名選手にアドバイスをすることは珍しくなくなっています。同様に病気を治すこと、リハビリで力をつけることなどと栄養管理は密接に関係しているのです。

 

Q:NSTはどのようなことをするのですか?
A:まず、看護師が入院患者さんから栄養状態の悪い方をみつけます。その患者さんたちに詳しい栄養状態の評価をします。そのうえで、それぞれの患者さんたちに適した栄養摂取の方法、栄養の量などを提案し、さらにその効果をみていきます。はじめに提案した栄養の量が少なかったり、反対に多い時には微調整していきます。一番患者さんと接する時間が長い看護師、薬の専門家である薬剤師、検査データの専門家である臨床検査技師が参加しているので、きめ細やかな栄養管理を主治医に提案できるのです。

 

 

厚生連高岡病院NSTの概要と活動内容

 

2002年より活動開始

 厚生連高岡病院NSTのメンバー構成:外科系医師 3名、内科系医師 2名、歯科医師 1名、薬剤師 2名、看護師 15 名、管理栄養士 3名、臨床検査技師 2名、言語聴覚士 1名、訪問看護師 1名、事務員 1名  合計 31名  
活動内容:毎週木曜日に、全員が集まって症例検討会を行っています。症例検討会で決まった方針は、当院の電子カルテを通じて主治医に伝えられます。また、症例検討会に引き続いて病棟回診を行います。なお、私たちNSTに栄養管理の依頼があった患者さんには担当を決めており、担当者は必要に応じて患者さんの所へ伺うことにしています。
点滴やチューブから胃腸に栄養剤を注入する方法もありますが、私たちNSTは口から天然の食品を摂取することが一番であると考えています。何らかの理由で口から食品を摂ることができなくなった患者さんには、病気の回復に合わせて物を飲み込む能力(嚥下能)も回復してきていないかを注意深く観察します。嚥下の専門家が参加していることも私たちのチームの強みです。物を飲み込むことができたとき、患者さんやご家族は大変喜ばれます。それは、私たちにとっても大変うれしいことなのです。

 

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