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厚生連高岡病院

〒933-8555 富山県高岡市永楽町5番10号
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ニュース&トピックス

すこやかワンポイントアドバイス

C型肝炎

suko-dr.teradaC型肝炎という言葉はこれまで一度は耳にしたことがあると思います。以前より、新聞・テレビ・雑誌によく取り上げられていますし、最近では非常に良く効く薬ができたので、某製薬会社がテレビでコマーシャルを流しているのをよく見かけます。
この病気は、C型肝炎ウイルスに感染することによって、肝臓に慢性の炎症が生じ、数十年かけて、肝硬変や肝細胞癌に進展してしまう恐ろしい病気です。我が国には約150万人、全世界には約1億7千万人の感染者がいると推測されています。ところが、やっかいなことに、初期には自覚症状はなく、またいつ感染したのかもわからない事がよくあります。そして、重篤な肝硬変や肝細胞癌になって初めて自分が感染していることに気づくことも多いことが大問題なのです。
以前は、このウイルスを退治する薬はインターフェロンという注射剤が唯一の薬でしたが、インターフェロンは副作用が強くまた治療効果も10-30%と低かったため、治療に躊躇する患者さんが多い状況でした。ところが、ここ数年前から、DAAという飲み薬が発売されました。この薬は副作用がほとんどなく、また8週間から12週間飲むだけで、なんと100%近くの患者さんがウイルスを退治できてしまう夢のようなお薬です。C型肝炎と診断されている方は、ぜひ専門医に相談してこの治療を受けて下さい。
問題なのは、この病気は初期には自覚症状があまり出ないので、自分がC型肝炎にかかっているどうかわからない方が多いことです。一生に一度はC型肝炎ウイルスの検査をぜひ受けて下さい。血液をわずか5cc採るだけでわかります。富山県では、過去に検査を受けたことのない方は、お住まいの市町村、厚生センター・富山市保健所、県内の委託医療機関等で、無料で検査を受けることができますので、ぜひ市町村や県に問い合わせて下さい。感染していても飲み薬でほぼ100%ウイルスを退治できますので心配はいりません。自分が感染しているかどうか知らないことが一番の問題なのです!

副院長・消化器内科診療部長
寺田 光宏

よみがえらせる!! 痛みのない足腰と関節を

富山県JA組合員の皆様!suko-dr.toribatake
若い頃は、秋の収穫を楽しみに生き生きと営むことができた農作業。それが段々と、「腰をかがめると痛い」、「立ち上がるとき膝がきしむ」、「お尻から太ももにかけてビリビリと電気が走る」などの症状で思うような仕事ができなくなっているのではありませんか?もともと痛みは身体の異常を知らせるアラームサインで大事な感覚です。しかし、それが持続すると、痛み自体が身体を傷つけ気持ちを萎えさせる有害なものとなります。ヒトの身体には、この有害な痛みを取り除く仕組みがありますが年齢と共に衰えていきます。痛みを取り除く機能を復活させるため整形外科医は、日常生活の改善(運動、食事など)⇒薬⇒注射と順をおって治療します。どうしても痛みが取れない場合は、痛みの原因そのものを取り除く手術のご提案をいたします。皆様だけでなく医者も手術は避けたいと思っています。でも、どうしても手術が必要なら、専門医が執刀して安全に上手にやってほしいですよね。当院では、腰、頸、膝、股関節、肩関節、足関節それぞれに専門医がおり、年間約900件の手術をこなしております。患者さん達からは「手術は怖かったけど、受けてよかった」と大変喜ばれております。足腰や関節の痛みは、皆様方が一所懸命働いてこられた証です。「よく頑張ったね」、とご自分を褒めてあげた後は、痛みにさよならを告げ再び活気溢れる人生を取り戻しましょう。厚生連高岡病院整形外科でお待ちしております。

 

副院長・整形外科診療部長
鳥畠 康充

インフルエンザ流行シーズン到来!

インフルエンザの季節がやってまいりました。この季節を乗り切るために、インフルエンザについて必要なことを主に2点簡単にお話ししようと思います。

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1. インフルエンザ予防接種をなるべく早く受けてください。
予防接種法に基づいた予防接種の対象は65歳以上の方、もしくは一部の疾患を有する60歳以上の方、ということになります。しかし、インフルエンザワクチンは、原則生後6か月以上の全ての方に接種が勧められます。インフルエンザワクチンには、自分自身がインフルエンザにかかりにくくなるという効果だけでなく、社会の中においてインフルエンザに感染している人、感染源となる人の数を減らすという別の効果もあります。予防接種をせずインフルエンザにかかるのは自己責任とも言えますが、そこからさらに感染が拡大していく可能性があるということも思いをめぐらせ、ぜひ予防接種を考慮してください。

 

2.インフルエンザは原則自然治癒する病気であり、薬による治療は一部の方々を除いて不要です。
一方でご高齢の方や、一部の基礎疾患を有する方、妊婦さんらはインフルエンザが重症化するリスクがあるためタミフルなどの抗インフルエンザ薬による治療が重要になる場合があります。医療機関を受診された方皆様に抗インフルエンザ薬が投与されるわけではないことをご了承ください。
日本は全世界の抗インフルエンザ薬の7割を消費していると言われています。不要な抗インフルエンザ薬の投与はウイルスの薬剤耐性化を招きます。抗インフルエンザ薬がないと命に関わるような方々を治療するときに、薬剤耐性化のため使用できる薬がないという事態は避けたいものです。

以上のように、みんなでインフルエンザシーズンを乗り切っていこうという考え方が非常に大切になります。みなさんどうぞよろしくお願い致します。

総合診療科 診療部長
院内感染対策部会長 感染制御医
狩野 惠彦