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厚生連高岡病院

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厚生連高岡病院 卒後臨床研修医(初期研修)

卒後臨床研修(初期研修)新着情報

Dr.Gautam Deshpandeによる臨床教育レクチャー

今回は順天堂大学病院から総合診療科のGautam Deshpande先生にお越しいただきました。今回のレクチャーは症例検討会として研修医の先生が実際に経験した症例をGautam Deshpande先生と一緒に検討しました。

5g-1症例検討会の症例は「48歳男性の咳嗽と発熱」でした。まずは現病歴の前に思い当たる鑑別疾患を皆で挙げていき、次に上がった疾患ごとに問診として何を聞けばよいかを考えていきました。そして患者さんの現病歴と症状が明かされ、挙げた鑑別の中から疑わしい疾患をGautam先生と話し合いながら検討していきました。今回の症例では肺に空洞があることがわかり、肺膿瘍、結核、真菌、肺癌などが疑わしい疾患として挙げられました。問診では48歳の独身男性ではSTIのリスクについて聴取することの重要性や、身体所見の場面では特に聴診の方法について教えて いただきました。私は肺炎ではcoarse cracklesが聞こえるという知識しかありませんでしたが、先生は肺炎のある部位では患者に「イー」と言ってもらうとその部位では「アー」と聞こえることや、肺に空洞を形成する疾患では患者にささやき声を発してもらうと空洞の部位だけ大きく聞こえることなど、先生の経験を元に実臨床で役立つ知識を教えていただきました。そして診断のためにはどのような検査が必要か討論しました。実際の診断は肺膿瘍であったことがわかり、その後の治療や原因菌について先生と共に考察を行いました。今回のレクチャーでは診断の手がかりとなる患者の重要な訴えを聞き逃してしまうことがあるため、医師が鑑別を考えながら問診と身体所見を根気強くとっていくこと、順序立てて鑑別、診察、検査を考えていくことの重要性をGautam先生のお話から学びました。
今回は外来で比較的よく目にする咳嗽と発熱についての症例検討であり、これからの研修で活かしていけることばかりでした。Gautam先生は英語の苦手な私にも聞き取りやすい英語で、日本語も交えながらわかりやすくお話していただき、大変勉強になりました。今回このような機会を設けていただけたこと、お忙しい中当院まで足を運んでくださったGautam Deshpande先生に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
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