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厚生連高岡病院

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厚生連高岡病院 卒後臨床研修医(初期研修)

卒後臨床研修(初期研修)新着情報

寺澤 秀一先生による臨床教育レクチャー

福井大学地域医療推進講座教授、寺澤秀一先生にお越しいただき症例検討とレクチャーをしていただきました。
めまい?あぁ、めまいなんて簡単簡単。たしか…末梢性なら回転性で、中枢性なら非回転性。ところがね、椎骨動脈なんかの後方循環の障害は中枢性なのに回転性なんていうのが、ミソなんだよね。末梢性めまいの鑑別は…そう、持続時間とかでやってさ、困った時は眼振も拾っていけばなんだか答えにたどり着きそうじゃない?
学生時代に使っていたイヤーノートの項目「めまい」の下線とマーカーを見ていると、そんな当時の私の浅薄な思考が見え透えてきて学生時代が早くも懐かしまれる。確かにそれらは事実なのでしょうが、実際に救急の場でめまいに遭遇するとこのめまいというものがいかに厄介なものかすぐにわかりました。 まず、訴えを聞いてもめまいの性状がよくわからないことしばしば。そしてあまりにめまいが苦しそうで患者さんに話しかけづらく、話しかけても「センセイ、話しかけないでください」といわれる始末。これではいかんとめまいだけについて書かれた本を 頑張って開いてみると「眼振を見るのだよ」とあり、なるほどこれで解決なんて思えるはずもなく(目を開けるのも辛い患者さんの顔を開眼させたまま左右前後に振ることができるだろうか!)、めまいに出くわすと私はときどきERの案山子となっていたのです。
そんな衰弱した私にとって、実践に裏打ちされた寺澤先生のお話は なるほど!そういう解釈でよかったのか、と自らの体験と照らし合わせてまさに腑に落ちる場面がたくさんありました。中でも特に先生が強調されていたことに血圧を大事にしなさい、ということがありました。血圧が低ければ心血管系の障害を疑って即急に対応する必要があるけども、血圧が高ければ救急の場ではemergencyではないと。ある程度は落ち着いて対応できるわけですね。どこに重きを置きそれをどう解釈するかを痛感させられつつも、日頃から思い悩んでいた症状に関して生きた知識 を生で聴講させていただける非常に贅沢な時間でありました。
(研修医M)

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