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厚生連高岡病院

〒933-8555 富山県高岡市永楽町5番10号
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ニュース&トピックス

写真から紐解くホスピタル・ヒストリー

第6回 殉職者が守ってくれた

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不遇の出生となった産組病院は、幼少期においても、きな臭い硝煙の匂いを嗅ぎ、軍靴の響きを聴きながら育った。気鋭の職員が次々と戦地に送られる中、残された職員たちの献身的な医療活動と学術活動が、すこしずつではあるが医師会員の気持ちを和らげ、じわじわと県民の信頼を勝ち取っていった。昭和16年の北日本新聞には、チフスで殉職した6名の職員たちを「防疫戦線に命を捧ぐ。死も本望の堅き決意」という記事が掲載されている。彼女たちもまた、国を守る防人(さきもり)であった。また、当院に長らく勤務され金沢大学学長まで歴任された豊田文一先生は、「医療技術について切磋琢磨する事であれば、 医師会の先生方とも一緒に手を携えていけるのではないか」との思いから、県医師会に呼びかけ「富山県医学会」を設立された。戦後の混乱期であったが、この会を通じて医師会の先生方は少しずつ当院勤務医たちと心通わし始めた。戦後72年の今年1月、第71回の富山県医学会が開催される。

(文:鳥畠康充)