認定看護師とは (H22/06/08)
日本看護協会が実施する認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる者をいいます。看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果たすことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることに貢献します。2010年2月現在特定されている分野は、21分野です。 当院には2010年4月現在、がん化学療法看護認定看護師1名、がん性疼痛看護認定看護師1名、皮膚・排泄ケア認定看護師1名の合計3名が勤務しています。日ごろどのような活動を行っているかそれぞれの立場から紹介させていただきます。
がん化学療法看護認定看護師 総合的がん診療センター・外来治療室 髙橋 美由喜
がん化学療法(抗がん剤治療)を受ける患者様に対して、専門的な知識を用いて、抗がん剤の投与管理や副作用対策が安全かつ適正に行われるように看護を行います。また、がん化学療法に伴う看護ケアに対して、看護スタッフの相談を受けたり、勉強会の開催も行っています。 現在、総合的がん診療センター外来治療室にて勤務していますので、主に外来でがん化学療法を受ける患者様に対して看護を提供しています。外来で初めて治療を受けられる方に対しては、外来治療室に実際に来ていただき、治療に対する思いや不安に思っていること、医師からの説明を受けて何か分からないことがなかったか、副作用に対する不安がないかなどお話をさせていただきます。 また、患者様が体験される副作用について話を伺い、どのような症状がどのくらいあるのか、症状を楽にする方法はないかということを考えていきます。 抗がん剤治療の多くは、副作用を伴い、できれば受けたくない治療のひとつですが、「がん」と闘う為に治療をうけなければならない患者様が身体的・精神的に少しでも楽に治療を行えるように支援に努めていきたいと考えています。 抗がん剤治療に関してお聞きになりたいことなどありましたら、どうぞ気軽に声をかけてください。 皆様どうぞよろしくお願いいたします。
がん性疼痛看護認定看護師 総合的がん診療センター・緩和ケアチーム専従 原 裕美
がん性疼痛とは、がん患者さんの体や心の痛みのことをいいます。がん性疼痛看護認定看護師はがん患者さんの痛みの原因などを考え、その痛みが和らぐ方法を導き出すことと、がん患者さんの痛みに対する薬剤の適切な使用と、管理及びその効果や副作用を評価することが仕事の柱となっています。 現在私は、入院患者様に対して緩和ケアチームの一員としてがん患者様の病床まで伺い、主治医や病棟スタッフとともに、痛みをはじめとした苦痛を和らげるケアをさせていただいています。また、外来患者様に対しては、緩和ケア外来で、診察の前に患者様やご家族の方とゆっくり面接をし、その上で、医師と共に薬物療法について検討したり、ケアを提供したりと、がん患者様が苦痛なく自宅で過ごすことができるような看護を行っています。 緩和ケアは決して終末期のみの医療ではありません。がんの治療を受けておられる患者様がゆったりとした気持ちで治療を受けることができるためにも、痛みなどの苦痛を和らげることは大切なことです。患者様が充実した毎日を過ごすことができるお手伝いができればと考えています。お気軽にお声をおかけください。
皮膚・排泄ケア認定看護師 外科外来 開 千春
「創傷ケア」「ストーマケア(人工肛門・人工膀胱)」「失禁ケア」に対して専門的な技術や知識を持って看護ケアに関わり、日常生活上の問題、社会資源の紹介なども含め、患者様が日常生活をより快適に過ごされるようにお手伝いいたします。 1.褥瘡対策、創傷ケア 週3回(月・火・金曜日の午前)形成外科医とともに病院内を巡回、入院患者の(褥瘡、胃瘻トラブルなど)スキンケアを行い、スタッフや家族への指導を行っています。また、褥瘡対策委員会メンバーによる褥瘡回診を定期的に行っています.褥瘡を持って入院される患者、褥瘡発生の危険が高い高齢の患者に対し褥瘡発生の予防と早期治癒を目指し、カンファレンスを行い個別に褥瘡対策に関する計画立案、継続した看護ケアの提供ができるように毎回状態を確認、指導を行っています。 ・褥瘡対策として、軽い尿もれから重度の尿失禁、便失禁、失禁に伴う皮膚トラブル、オムツの選択、使用方法などについて相談や指導も行っています。 *詳しくは 形成外科外来、外科外来、泌尿器科外来スタッフにお尋ねください
2.ストーマ外来(完全予約制です)
日時
毎週水曜日 9:00~11:30
毎週木曜日 14:00~16:30
・ストーマ造設術予定の患者様には、術前から患者様に合わせた指導を心掛け、病棟スタッフと連携を図りながら術後、退院後とストーマケアに対する継続管理相談指導を行っています。お気軽にご利用ください。 最近では、入院在院日数の減少からストーマケアを短期間で習得することが求められています。そのため入院時より退院後の日常生活を不安なく過ごせるよう個別指導を心がけています。 また、活動の輪を地域へと広げ、皮膚障害や排泄に関するお悩みや疑問などの相談にも対応できるよう他施設と協力を行っていきたいと考えています。 皆さまどうぞよろしくお願い致します。