消化器科の医師は常勤医6名、非常勤医1名で、月曜から金曜までの毎日、午前は、初診1名、再診1名、内視鏡3名、午後は諸検査を全員で分担して、対応しています。午後診は行っていませんが、来院された患者様に対しては、内科の救急担当医が診察し、専門的な対処が必要と判断した場合は、消化器専門医が対応いたします。また、午後5時以降は、1年365日、オンコール体制を敷いて、緊急の患者様に対処しています。 (初診)毎日、20-30人の患者様が来院されます。当科では、その日のうちに、内視鏡検査・腹部超音波検査が可能で、また緊急時にはCTなども施行し、できるだけ迅速に診断をつけ治療方針を決定できるような体制をとっています。また、開業医や、他病院の先生方との病診-病病連携に力を入れており、紹介患者様は優先的に診察いたします。 (再診)原則として、予約診で、1日40-50人の患者様が来院されます。 (入院)消化器専門病棟(2病棟6階)で対応しています。個室を希望される方は入院時にお申し出下さい。可能な限り対応いたします。 (検査・治療)午前中は、上部(胃ファイバースコープは年間7000例)・下部(原則シグモイドファイバー)内視鏡、午後は大腸ファイバー(年間2000例)、内視鏡的逆行性胆管膵管造影や、治療内視鏡(内視鏡的止血術、内視鏡的粘膜切除術、食道静脈瘤硬化療法・結紮術、内視鏡的胃ろう造設術、内視鏡的胆道ドレナージ・ステント留置・総胆管結石除去術、アルゴンプラズマ焼灼術など)、肝生検や肝癌に対する経皮経肝的局所療法(ラジオ波熱焼灼療法、エタノール局注療法)などを行っています。
以下に、各臓器ごとの当科の特徴を(特に、力を入れていることを中心に)紹介します。 1食道:(主な担当医は、西田、齋藤) 早期癌に対しては、内視鏡治療を積極的に行っています。また、進行癌に対しては、最近注目されている、放射線化学療法を放射線科とタイアップして施行しています。
2胃:(主な担当医は、西田、齋藤) 早期胃癌に対しては、今注目されている、内視鏡的粘膜切開術を早期より導入、国立がんセンターで研修した専門医が施行し、県内でも有数の症例数をほこっています。 胃・十二指腸潰瘍に対しては、ヘリコバクターピロリ除菌療法を行い、除菌確認診断に不可欠な尿素呼気試験は短時間で結果が判明します。
3小腸:(全員で担当) 小腸疾患に対しては、今後有望視されている、カプセル内視鏡に注目しており、保険診療が可能になりしだい導入予定です。 4大腸:(全員で担当) 早期癌に対しては、内視鏡的粘膜切除術を積極的に施行。 潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患に対しては、顆粒球・リンパ球除去療法なども導入しています。 5:肝臓(主な担当医は、寺田、河合) 当科は特に、肝疾患に力を入れており、患者様の数も県内で有数を誇っています。また、1回/2ヶ月の頻度で、第2土曜日に肝疾患の患者様やご家族に対して、肝臓病教室を開催しています。(詳しいことは、内科外来にお尋ね下さい。) B・C型ウイルス肝炎に対しては、最新の抗ウイルス療法を多数の患者様に導入し良い治療成績をあげています。また、抗ウイルス療法の地域連携パスを作成し、開業医や他病院の先生方と協力連携して治療にあたっています。 肝臓癌に対しては、経皮経肝的局所療法(ラジオ波熱焼灼療法、エタノール局注療法)、肝動脈塞栓療法(放射線科とタイアップ)、リザーバー動注療法(胸部外科とタイアップ)などにて集学的な治療を、他科と協力して行い、優れた治療成績をあげています。 6:胆(主な担当医は、國谷) 内視鏡的胆道ドレナージ・ステント留置・総胆管結石除去術などの、内視鏡治療を積極的に行っています。 7:膵臓(主な担当医は、國谷) 重症膵炎に対しては、放射線科と協力し、持続動注療法、体外濾過療法などを積極的に施行しています。 膵臓癌の症例数が多く、放射線科と協力して、放射線化学療法に力を入れています。 8:消化器癌に対する化学療法(主な担当医は、小川) 当院は、院内のがんセンターを核に、全科的に癌化学療法に力を入れています。当科では、食道癌・胃癌・膵臓癌・胆管癌を中心に、最新のレジメンを導入し、また全国治験にも積極的に参加し、大学病院ともタイアップし、多数例の患者様に化学療法を導入し、優れた治療成績をあげています。
肝臓を理解するための色々のお話 ( 医師、薬剤師、看護師、栄養士の立場より)
肝硬変、肝細胞癌について ‥‥‥ グループワーク予定