当院は呉西地区における唯一の3次救急病院であり、365日24時間いつでも、速やかに質の高い循環器医療が提供できるように体制を整え、患者さま中心の医療を実践しています。スタッフは、日本循環器学会専門医6名を含む計7名で循環器診療に携わっており、県内で1番充実したスタッフ構成になっています。当院は日本循環器学会認定循環器専門医研修施設であり、科学的根拠に基づいた医療(EBM)を心掛けていますが、一方、金沢大学医学部とも協力しながら高度先進医療、最新の循環器治療も行っています。 診療内容は、循環器疾患全般を幅広く診療しています。特に、呉西地区では最も冠インターベンション(PCI)の実施数は多く、狭心症・心筋梗塞など虚血性心疾患の治療に力をいれています。平成16年度には心臓リハビリテーション施設に認定され、運動単独療法だけでなく栄養指導・服薬指導なども行う包括的心臓リハビリテーションを行っています。またPCIだけではなく全身の血管病としての腎動脈狭窄症や下肢の閉塞性動脈硬化症に対する経皮的血管形成術も行っています。心エコー、トレッドミルテストなどの生理検査、さらに心筋スキャンなどのRI検査も毎日行っており、外来での循環器疾患の診断も迅速かつ的確にできる体制が整っています。 不整脈の診療については、電気生理学的検討を行っており、WPW症候群や心房粗動などの難治性頻脈性不整脈に対して、心臓カテーテル焼灼術を実施し、また徐脈性不整脈に対しては、ペースメーカの植え込みを行っています。また平成19年1月からは埋め込み型除細動器移植術(ICD)の認定施設となり、ICDの植え込みも行っています。 重症心不全など緊急かつ高度の管理が必要な症例は、充実した設備とスタッフを誇る救急救命センター、ICUや呉西地区ではじめて開設された胸部心臓血管外科とも密接に協力し、持続血液濾過透析療法(CHDF)、経皮的心肺補助循環装置(PCPS)などにより治療を行い、より質の高い医療を実施しています。 以上のように病院の理念である「患者さまが信頼・安心・満足できる病院」を目指し、循環器科として努力していきたいと思っています。